心よりお見舞い申しあげます

何と言うことでしょう!
北陸地方を襲った地震と津波。
とても恐ろしいできごとです。
お知り合いの方は無事でおられますでしょうか。
地震や津波等で被災されました皆様には心よりお見舞いを申し上げます。

石川県金沢市には、2022年11月の「過労死等防止対策推進シンポジウム」でお話をさせていただきました。
また、岐阜県や福井県でもお話をさせていただきました。

他にも「性暴力被害ワンストップ支援センターとやま」や「福井県立大学」にも何回もお伺いしました。
その他、いろんな企業でハラスメン防止のお話をさせていただきました。

その時の熱心な皆さんのお顔が浮かんできます。

どうか、どうか、1日も早く復旧復興が進みますように、心から願っております。

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

「サウンド・オブ・ミュージック」を見たのは何年かぶりでした。

この映画を初めて見たのは、私が小学校5年生の時。
おばさんに連れられて見に行った、初めての「大人の映画」でした。
その時、音楽の素晴らしさと映像の美しさにとても感激をしたのを覚えています。

でも、どうしても1つわからないことがありました。
それは家族と一緒に逃げていた時に、見つかったのに長女の恋人はそれを見逃さず連絡をしたことでした。
小学校5年生の私にはよくわからなかったのですが、それがわかったのはそれから5年後。
高校1年の時にリバイバルで見た映画ででした。
最初に観た時には、ナチスやオーストリアやポーランドのことがあまりよくわかっていませんでしたが、それから5年後にはわかるようになっていました。

ナチスがしたことがどんな酷いことだったのか、もうここで述べるつもりもありません。
しかし今、ウクライナやイスラエルや他の地域でおこっている事は、あのナチスから被害を受けた人々とはとても思えないようなひどい状況です。

何回もこのブログで述べていますが、戦争に勝者はいないのです。
何代にもわたって憎しみを増幅させていくだけだと言うことを、私たちは知ってるのではないでしょうか。

今、国は議論をしないまま「防衛装備移転三原則」を改定、「殺傷能力ある武器」を輸出解禁しようとしています。

世界中の人たちが
心穏やかに暮らせることを願ってやみません

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「サウンド・オブ・ミュージック」
監督:ロバート・ワイズ/アメリカ/1965年/174分

「SHE SAID  シー・セッド その名を暴け」
監督:マリア・シュラーダー/アメリカ/2022年/129分
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俳優の 鈴木瑞穂さん ご逝去

鈴木 瑞穂(みずほ)さんが、2023年11月19日に亡くなりました。享年96歳でした。

鈴木さんは映画製作委員会の映画「もういいかい ~ハンセン病と三つの法律~」の完成になくてはならない人でした。

鈴木さんは、1952年、劇団民藝に参加。退団後、1972年に劇団銅鑼(どら)の設立に関わり、約10年間代表を務められました。2006年には紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞

「スター・ウォーズ」シリーズのダース・ベイダー役の吹き替えをはじめ「白い巨塔」「日本沈没」「母べえ」など数多くの映画やテレビドラマにも出演し、名脇役として幅広く活動されました。

「もういいかい」の映画では、低い落ち着いた声で、100年にわたるハンセン病問題の歴史を語ってくださいました。

映画をもう一度見直そうとおもいます。
ご冥福をお祈りいたします。
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「もういいかい ~ハンセン病と三つの法律~」
製作/鵜久森 典妙
監督/高橋 一郎
脚本/川島 信治
   高橋 一郎
撮影/原 ひろし
語り/鈴木 瑞穂
日本映画・2012年・カラー・デジタル・143

長い間、ご迷惑、ご心配をおかけしました

三木は、2月5日の夕方、思いもよらず急な病に倒れ、そのまま緊急入院となってしまいました。

リハビリを重ねて、何とか4月28日に退院となりました。
その間、多くの皆さまに多大なご迷惑をおかけし、本当に申し訳ございませんでした。

と同時に、心温まるお言葉やメール、お葉書をいただき、どれほど励まされたことか。。。
皆さまに、お返事をお送りすることもできず、とてももどかしい思いでした。
本当に申し訳ございません。

退院後もリハビリを重ねて、10月からセミナー(研修・講演会)復帰をする運びとなりました。
行政機関や民間企業から、すでにご依頼をいただいております。

特に11月は、「過労死等防止啓発月間」ですが、東京会場(イイノホール)や高知会場(ちよテラホール)などで、基調講演を行う予定です。

今後もぜひ皆さんの「職場環境の改革」を一緒にさせていただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

活弁ライブ「椿姫」
2月12日に大森くみこさんが公演

映画製作委員会ともゆかりが深かった活動弁士の井上陽一さん。
2月9日は、83歳でなくなった井上陽一さんの三回忌です。
2月12日(日)には、井上さんを偲んで大森くみこさんが「椿姫」を語ります。
この機会にぜひご覧ください。

「椿姫」
ところはパリ。若き法学生アルマンは友人のガストンとオペラ観劇に行く。
そこでアルマンは、派手な衣装を着飾って男たちをはべらせる美女マルグリットを知る。
ガストンの紹介で、アルマンはマルグリットの家のパーティに招かれる。
客たちが羽目をはずしておお騒ぎしている間、アルマンはマルグリットの愛を得るが…。

監督/レイ・C・スモールウッド
出演者/アルマン:ルドルフ・ヴァレンティノ
マグリッド:アラ・ナジモヴァ
ヴァルヴィーユ伯爵:アーサー・ホイト
1921年/アメリカ/69分

◆大森 くみこさん
2012 年弁士デビュー。
関西を活動拠点に無声映画上映会、国内外の映画祭等に多数出演。
2019 年ロサンゼルス「The Art of The Benshi」、OS シネマズ毎月定期活弁ライブ、天満天神繁昌亭昼席等にも出演。
ラジオパーソナリティーやナレーターとしても活躍。
ラジオ関西 「羽川英樹ハッスル!」「Playlist of Harborland」、ラジオ大阪『Hit&Hit 水曜日』出演中。
日本女子体育大学出身の力持ち。
大森くみこ公式サイト  https://www.omorikumiko.world/

▼日時
2023年2月12日(日)
①13:30~(1回公演)

▼会場
いちばぎゃらりぃ侑香
〒652-0006 兵庫県神戸市兵庫区神田町38-22

▼申込
・TEL 078-361-5055
・受付時間 11:00~17:00
・要電話予約(先着15人)

▼木戸銭
1,000円

▼アクセス
・三ノ宮駅より神戸市バス7系統乗車
・JR神戸駅より7、9、110系統乗車 
「平野バス停」下車(東へ100mのところ)

▼参考
次回5月20日(土)は映画製作委員会の3作目「風ものがたり」を上映予定です。

チラシはこちら>>>

数奇な運命の「東ドイツポスター展」
神戸・平野の「いちばぎゃらりぃ侑香」で

神戸・平野の「いちばぎゃらりぃ侑香」で「数奇な運命の東ドイツポスター展」が開催されます。

「映画製作委員会」は1984年にドキュメンタリー映画「24000年の方舟」を製作。
原発が稼働する限り生まれる核廃棄物、その実態を捉えた作品でした。
国内外でもとても高く評価され、「ライプツィヒ映画祭正式作品」になりました。

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それから数年後

1989年秋、ポスターは旧東ドイツが建国40周年を迎えた記念に同国関係団体から神戸の友好団体に届いた。
その作品群は西側を大いに刺激する文化芸術水準の高さを示した。
神戸での展観終了後まもなく、ベルリンの壁は崩壊した。
あれから30年余、複雑で難解で混沌とした「グローバリズム」という病巣で、私たちはあえいでいる。

「大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館」から後援もいただいたそうです。
この機会にぜひご覧ください。
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▼後援
大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館

▼日時
2023年2月1日(水)~2月10日(金)
11:00~18:00

▼会場
いちばぎゃらりぃ侑香
兵庫県神戸市兵庫区神田町38-22

▼アクセス
・三ノ宮駅より神戸市バス7系統乗車
・JR神戸駅より7、9、110系統乗車 
「平野バス停」下車(東へ100mのところ)

また、2月5日(日)には、神戸新聞社の冨居雅人さんに「壁は見えなくなったけれど…」と題してのお話があります。
こちらもぜひご参加ください。

「壁はなくなったけれど…」
▼お話 冨居雅人(とみい・まさと)さん
((株)神戸新聞社 経営企画局 教育事業戦略室長)
▼内容 鵜久森、高橋両氏との思い出、東独ポスターの由来など
▼日時 2月5日(日)15:00~16:00(要予約 先着15人)
▼参加費 500円
▼申込 いちばぎゃらりぃ侑香
 TEL 078-361-5055(11:00~18:00)

チラシはこちら>>>

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
「三木啓子のブログ展」を5月に神戸・平野の「いちばぎゃらりぃ侑香(ゆか)」で開催します。
ブログを通してこれからのハラスメントのこと、ジェンダー平等のことなどについて皆さんとお話ができれば嬉しいです。

アトリエエムは職場環境の改革をめざして今年も頑張ります。

本年もよろしくお願いいたします。 
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昨年も残念ながらあまり映画館に行くことができませんでした。
DVDもそれほど観れずとても残念でしたが、「戦争」について考えさせられた1年でした。
「戦争」は憎しみと憎悪を何代にもわたって増幅させていくだけだということを私たちは先の大戦で学んだのではなかったのでしょうか。
「戦争」に勝者はいないのです。

防衛費を増額して「自衛」という名の元に隠れて「戦争」に突き進もうとしている日本に大きな危惧を感じています。

特に印象に残った映画は下記です。

「ひまわり」
監督:ビットリオ・デ・シーカ/イタリア/1970年

「ドンバス」
監督:セルゲイ・ロズニツァ/ドイツ・ウクライナ・フランス・オランダ・ルーマニア・ポーランド合作/2018年

「未来を花束にして」
監督:サラ・ガブロン/イギリス/2015年

「戦争と女の顔」
監督:カンテミール・バラーゴフ/ロシア/2019年

「ある職場」
監督:舩橋淳/日本/2020年

12月は「職場のハラスメント撲滅月間」
相談体制、防止対策の見直しを

12月は厚生労働省が定めた「職場のハラスメント撲滅月間」です。

アトリエエムにも、企業や行政機関からハラスメント防止のための研修や講演の依頼が数多くよせられています。

また、各地の労働局では「特別相談窓口」を設けて、セクハラ、パワハラ、マタハラ、カスハラなどの相談を受け付けているようです。

佐賀県立男女共同参画センター(アバンセ)では、佐賀労働局や女性の活躍推進佐賀県会議などとの共催で、「ハラスメント防止啓発講演会」を実施しました。
三木の講義(約60分)を録画して、12月15日までYouTubeで配信しています。

三木の講義の後には、佐賀労働局からの情報提供(約20分)もあります。

この機会にぜひご覧ください。
詳細はアバンセにお問合せください。

チラシはこちら>>>

「奇妙な出来事アトピー」
第48回ゆかりんシネマ今を語ろう

2022年11月19日の第48回ゆかりんシネマで、「奇妙な出来事 アトピー」が上映されます。
この機会にぜひご覧ください。

「奇妙な出来事 アトピー」
アトピーは、子どもたちが鳴らし続ける人類の未来への警鐘

今私たちは、食品添加物や農薬といった科学物質にドップリとつかった環境の中で生活をしています。
アトピー性皮膚炎に関わる問題点を探っていくと、社会構造との関わりが深いことが判明してきます。
日本は本当に豊かなのでしょうか…。映画は日本の豊かさの内実を問いかけています。

ナレーター/日色 ともゑ
製作/鵜久森 典妙
撮影/山添 哲也
監督/高橋 一郎
1991年/ドキュメンタリー作品/カラー/46分

・優秀映画観賞会推薦
・1992年度地球環境映像祭正式出品作品
・1992年度記録映画作家協会最優秀賞受賞

▼日時
2022年11月19日(土)
①13:30~(1回上映)

▼会場
いちばぎゃらりぃ侑香
兵庫県神戸市兵庫区神田町38-22

▼申込
・TEL 078-361-5055
・受付時間 11:00~17:00
・要電話予約(先着15人)
▼参加費
500円
▼アクセス
・三ノ宮駅より神戸市バス7系統乗車
・JR神戸駅より7、9、110系統乗車 
「平野バス停」下車(東へ100mのところ)
▼参考
次回2月12日(日)はサイレント映画「椿姫」(予定)を弁士の大森くみこさんが語ります。

チラシはこちら>>>(pdf)

実践的で実り多かったオンライン「ハラスメントセミナー」

10月21日に実施したアトリエエムのオンライン「ハラスメントセミナー」には、全国から多くの方が参加してくださいました。
企業、男女共同参画センター、大学、労働組合、社会保険労務士、ボランティア相談員の方など、立場は様々ですが、共通しているのは、ハラスメントのない組織・社会を強く望んでいる、ということ。

Zoomミーティングセミナーでは、参加者の方にもカメラを常時オンにしていただき、アウトブレイクシステムを使ってのロールプレイ等も行っていただきました。
コロナ禍でのオンラインセミナーへの参加を経験されている方も多く、スムーズな運営となったことが、2020年とは状況が変わってきたことを実感しました。

ロールプレイ後には、質問や感想が活発に出されて、緊張した中にも和やかな雰囲気で、多くの事に気づいていただけたセミナーとなりました。

三木もこれからもハラスメント防止の取り組みをしっかりと続けていきたい、と決意を新たにしたセミナーとなりました。

<参加者のアンケートの一部をご紹介します>
●大変ていねいでわかりやすい講義でした。随時質疑応答もあり、実践的に学ぶことができました。ロールプレイでとりあげられた事例は、よく似たケースに遭遇したことがあり、自分や組織のその時の対応が適切だったかと思い出しながら、参加しました。
●セミナーの中で一番印象に残ったのは、相談員の心得として「中立ではなく、相談者のよき理解者であること」という点です。「共感的に、しかし同調はしない」というのが、実践上はとても難しく、日々悩んでいることですが、「行為者からのヒアリングは別の人が行う」ことや、相談員がこのようなセミナーで学ぶことなどは、すぐにでも取り組めるし、改善につなげられると感じました。
●ハラスメントについて、ある程度知っているつもりでいましたが、相談を受けるとなると留意すべきことがたくさんあることに驚きました。ロールプレイをすると戸惑うことが多かったです。
●セミナーを通して、具体例をたくさんあげてくださったので、とても理解しやすかったです。
●説明の仕方や資料の見せ方などとてもわかりやすく、また実践も交えて行うなど、内容の濃いセミナーで、3時間があっという間に感じました。
●わかりやすい説明と豊富な資料、具体的な事例でハラスメントの理解が進みました。
●「ハラスメント相談はカウンセリングではない」が、カウンセリングマインドを持つ。ハラスメントをする「人」と「言動」を分けることというのが、とても印象に残りました。
●行為者へのヒアリングを学んだことは、この課題を俯瞰して取り組むことに役立つと感じました。
●ハラスメント対応について学びたいと思っている友人・知人がたくさんいますので、アトリエエムのセミナーがとても良かったよ、と紹介しようと思います。
●今回のようなセミナーを、対面で1日かけてじっくり受講したいと思います。