法律と社会

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年末年始の休暇をはさんで、新旧4本の映画を観ました。
『この自由な世界で』(監督:ケン・ローチ)
『BOY A』(監督:ジョン・クローリー )
『西の魔女が死んだ』  (監督:長崎 俊一)
『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』(監督:マルク・ローテムント)

どれも見ごたえたっぷりの映画でした。
特に「法律」と「社会」との関係を色々と考えさせられました。
もちろん法律は守らなければならないし、違反をした場合には相応の処分が下されるのは当然だと思います。
が、その法律そのものが、誰のための法律なのか、誰の生活を守るためのものか、ということもしっかりと考える必要があると思うのです。

法律はその時代の一部の権力者にとって、いとも簡単に都合よく変えられてしまう可能性も十分にあるからです。とはいうものの、人が作ったものである以上、より良く法律を変えていくこともできるし、又変えていく責任も私たち一人ひとりにあるのではないかと思います。
今、日本では年末から多くの派遣社員が契約を打ち切られる、という驚くような状況になっています。
「契約終了」というのは、法律上では何ら問題はないのかもしれません。でも、このような非人道的な法律が許される社会であってはいけないと思うのです。

働者が安心して働ける職場、それこそがまさしくパワー・ハラスメントのない職場だといえるからです。