「ワークライフバランス」は、ハラスメントの防止から

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「もう一度働きたい」という熱い思いを胸に、子育て中の女性たちがたくさんブースを訪れてくださいました。
9月14日にクレオ大阪中央(大阪市立男女共同参画センター)で実施された「ママ再就職フェア」の「合同企業説明会」に、現在スタッフを募集しているアトリエエムもブースを出しました。
当日の模様は、NHK大阪の「ニューステラス関西」でも放映されました。

ブースでは、アトリエエムの事業説明をしながらも色々とお話をお聞きしました。育児休業をとれなくてやむなく退職をした人、現在勤務している会社でパワハラを受けているけれども、誰にも相談できずに転職を考えている人、雇用の契約期間が切れる前に次の就職先を探している人、保育園がいっぱいで入所できない、と悩んでいる人も。
2009年度の日本の育児休業の取得率は、女性が85.6%、男性が1.72%。
政府は何とか男性の取得率をあげようと「イクメンプロジェクト」や「ワークライフバランス」を推進しようとしています。もちろんそれも大切な事だとは思います。

数字だけを見ていると、9割近くの女性が育児休業を取得しているように見えますが、現実は7割の女性が出産前に退職をしています。働き続けた3割の女性のうちの9割が育児休業を取得しているにすぎないのです。実際の取得率はまだ3割にも満たないのです。
女性も男性も、仕事も生活(家事・育児)も共に担い、豊かな人生を送ろうという「ワークライフバランス」。
そのためには、まずは安心して健康に働き続けられる職場-ハラスメントのない職場環境づくりが重要です。
そして、育児休業者の代替要員を雇用するための助成金の支給や保育園の待機児童の解消など、もっと実効的な施策と企業の具体的な取り組みが必要なのです。

11月には鳥取市のとりぎん文化ホールで「ワークライフバランスに向けて~メンタルヘルス対策はハラスメントの防止から~」というテーマで三木啓子が講演をします。ぜひご参加ください。
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