男女平等度 日本は毎年低下、105位に!セクハラ防止には、女性の管理職登用が重要

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女性が少ない!
私は、全国の企業や行政機関等でハラスメント防止セミナー(研修)をしていますが、会場に入ってまず感じるのが、女性管理職の少なさです。
従業員全体では半数近くが女性であるにも関わらず、課長級研修では女性はほんの数人、全くいない企業も珍しくありません。

1986年の男女雇用機会均等法から27年、女性たちは管理職になれるキャリアを十分積んできています。
企業は、もっと積極的に女性の管理職登用を進めていくことが必要でしょう。

女性の管理職を増やすことが、セクシュアルハラスメントの防止にもつながります。
それは、性別によって差別をしたり排除するのではなく、誰もがお互いに「人」として、相手を尊重する組織になっていくからです。
性別による賃金差別や昇格差別などがあってはならないことは言うまでもありません

世界経済フォーラムが10月25日に発表した男女平等度で、日本は136か国中105位。
2010年は94位、2011年は98位、2012年は101位で毎年低下しています。
何という恥ずかしい、情けない数字でしょうか。
この順位を企業のトップや政治家たちは、もっと重く受け止めなければならないと思います。

セクハラ防止セミナーの詳細はこちら>>>>
世界経済フォーラムの報告書「The Global Gender Gap Report 2013」はこちら>>>

広く深く学びの2日間ハラスメント相談員育成セミナー 2月に開催決定!

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「職場のパワーハラスメント 対策ハンドブック」が9月末に厚生労働省から発行されました。
パワハラの定義に加えて事業所の対策事例集も掲載されていますので、参考にしてぜひ取り組みを進めていただきたいと思います。

また同じ日に、労働政策審議会雇用均等分科会からも報告が出されました。
職場のセクハラは、性別役割分担意識が原因や背景にあること、同性に対するものも含まれること、などを指針に明記するようにというものです。

ハラスメント相談員やCSR担当者には、今後ますます多様な対応が求められるようになってきました。
2月の「ハラスメント相談員育成セミナー vol.2」では講義、ロールプレイ、ケーススタディ、判例解説などを通して、ハラスメントの対応について相談員のスキルアップをめざします。
相談対応から防止対策まで広く深く学べるセミナーです。

ぜひご参加ください。
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「三木啓子のハラスメント相談員育成セミナー vol.2」
●日時:2014年2月6日(木)、7日(金) 11:00~17:00
●会場 : 大阪産業創造館 6階 会議室D  大阪市中央区本町1-4-5
●講師 : 三木 啓子 (アトリエエム株式会社代表 産業カウンセラー)
●参加対象 : ハラスメント相談員、CSR担当者、人事・総務担当者、人権担当者等
●参加費 : 30,000円(資料代、税込)*1日のみの参加は15,000円
●定員 : 20人(先着順)
●主催 : アトリエエム株式会社

<プログラム>
■1日目 被害者からの相談対応とメンタルヘルスについて
■2日目 行為者への対応、ケーススタディ、事例・判例、防止対策について
*ゲストスピーカーによる特別講義 (60分間/予定)
「フランスの現状と法制度~企業等の取り組みを中心に」

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「ハラスメント相談員育成セミナー」の詳細ははこちら>>>
「職場のパワーハラスメント 対策ハンドブック」はこちら>>>
労働政策審議会雇用均等分科会の報告はこちら>>>