「マドンナ旋風」から四半世紀。変わっていない日本の状況

141005blog
「おたかさん」こと土井たか子さんが亡くなりました。
初の女性党首、初の衆議院議長、そしてマドンナ旋風。男女差別の解消と平和運動に常にまっしぐらに取り組んでおられた姿が脳裏に浮かびます。
「山が動いた」との言葉も与謝野晶子の「山の動き日来(きた)る」を彷彿とさせ、これからはもっと女性が活躍できる時代になる、と大きな期待を持ったものでした。

それから四半世紀。マドンナ旋風も単なるブームでしかなかったのでしょうか。残念ながら現状は、一向に前進してはいません。
衆議院議員480人中、女性は39人で8%。これは世界平均の22.2%を大きく下回り、189カ国中127位です。世界経済フォーラムが発表した「男女平等ランキング」も日本は105位と、女性の政治参加の遅れが大きく影響しています。

女性を活用するのではなく 女性がしっかりと自立して活動できる社会にすることが大事ではないでしょうか。