ハラスメントの相談と対応セミナー
最新情報とロールプレイで実践的なセミナーに

1月26日(金)の「アトリエエムのハラスメントセミナー」には、全国から企業、行政機関、教育機関などの担当者の方たちが参加してくださいました。

セミナーでは、主に相談対応と行為者へのヒアリング、最新の判例の解説、ハラスメントの防止対策などについて丁寧にお伝えしました。
今回は特に「マミートラック」等も含めてマタハラの防止とLGBTについてより詳しく最新の情報をお伝えしました。「LGBT」については「SOGIハラスメント」についても理解を深めていただくことができました。
ロールプレイやディスカッションを交えることにより、わかりやすく実践的なセミナーとなり、楽しみながらも大切な知識を身に着けていただくことができました。

休憩時間には参加者同士が楽しそうに話をされている姿も見られ、アトリエエムのセミナーがネットワークを広げる場にもなっているようで、とても嬉しく思います。

<参加者のアンケートの一部をご紹介します>
・ロールプレイも実践的で、とてもわかりやすいセミナーでした。
・わかりやすく、ハラスメントについての理解を深められました。自分自身の意識と知識の底上げをしていきたいし、必要性も感じました。
・ハラスメントの防止は、組織の取り組みとして啓発していかなければならない、と改めて思いました。
・LGBTに加えてSOGIも学びました。今回学んだことを大学の授業でもいかしていきたいと思います。
~~~~

私もこのようなセミナーの継続性を改めて強く感じました。
今後もハラスメントの防止にしっかりと取り組んでいきたいと思います。

職場環境の改革をめざして

「働き方改革」「女性活躍」「1億総活躍社会」などが連日報道されています。しかし、働く人たちにとって本当に良い職場環境になっているのでしょうか。

厚生労働省では昨年6回にわたる「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」が開催され、12月には4つの対応策が例示されました。
企業の代表からは、ガイドラインの制定にとどめるのが望ましい、との意見が出されましたが、労働団体等からは、パワハラの防止を事業主に義務付ける「法制化」を求める声が高まっています。

また「つらい思いをしているのはあなただけじゃない」『#Me Too』(ハッシュタグ 私も)とセクハラや性被害を訴える声も今大きく広がっています。昨年10月時点でツィートは85か国で170万件にのぼり世界を動かす大きなうねりになっています。男性からも今までの悪しき慣習を変えようと声があがっています。

取り組みがなされる一方で、コミック『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(わけ)』『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』などに多くの共感が寄せられています。パワハラやセクハラを受けていても、声をあげられず辛い思いをしている人がまだまだ大勢いるのが現状です。

誰もが健康で働き続けられる職場になるために、

職場環境の改革をめざして、アトリエエムは今年も頑張ります。
本年もよろしくお願いいたします。

*「長時間労働」のブックレットを1月下旬に発売予定です。
*アトリエエムのHPをリニューアルしました。ぜひご覧ください。

~~~
昨年も新旧多くの良い映画や作品と出会うことができました。
特に印象に残ったのは下記です。
●「残像」監督:アンジェイ・ワイダ/ポーランド/2016年
●「わたしは、ダニエル・ブレイク」監督:ケン・ローチ/イギリス・フランス・ベルギー合作/2016年
●「エル ELLE」監督:ポール・バーホーベン/フランス/2016年
●「彼らが本気で編むときは、」監督:荻上直子/日本/2017年
●「フルメタル・ジャケット」監督:スタンリー・キューブリック/アメリカ/1987年
~~~~~