深刻化するハラスメントへの相談対応と防止対策
メディアの関心も高く、実り多いセミナーに

10月19日(金)の「アトリエエムのハラスメントセミナー」には、様々な立場の方が全国から参加してくださいました。企業の人事担当者、行政機関や大学の相談員、男女共同参画センターの職員、市議会議員、子どもや青少年、LGBTの人権活動に携わっている方等です。

さらに今回は、時事通信社の記者とABC(朝日放送テレビ)の「キャスト」のスタッフが取材に来られました。ハラスメントの現状や対応について、メディアが正しく広く伝えてくださることは、ハラスメント防止の取り組みを進めるうえで、とても重要だと思います。

セミナーでは、相談対応と行為者へのヒアリング、最新の判例、事例の解説、ハラスメントの防止対策などについて丁寧にお伝えしました。ロールプレイやディスカッション、質疑応答を交えながら進めることで、実践的なセミナーとなり、大切な知識を身に着けていただくことができました。

<参加者のアンケートの一部をご紹介します>
●頭の中では分かっているつもりでも、実際にロールプレイを行うことで、より整理ができました。防止策も参考になりました。
●具体的かつ共感できる部分も多く大変参考になりました。ロールプレイをすることで、他の方の対応や他社での話も聞けて良かったです。
●ハラスメントの相談対応としてテーマを絞ったセミナーで、対応方法を深めることができてよかったです。相談員が日頃悩んでいる項目にも焦点をあてていただき、大変勉強になりました。
●職場は男社会で、閉鎖的です。ベテラン男性社員が幅をきかせていることもあり、NOと言いにくい雰囲気です。「飲みにケーション」がまだ大事だと考えられていて、女性社員は場の空気を読んでがまんせざるを得ないことが大半です。今日は多くのことを知ることができました。くり返し学び、正しい知識を身につけたいと思いました。

また次のようなご意見もありました
●大学生の娘と娘の友人の話です。将来に大きな夢をもって高校時代をすごし猛勉強をして希望の大学に入りました・・・が・・・そこで出会う男子学生は「女」を下に見るタイプの人ばかり。女子学生もそれを当然と思う状況がとても辛く耐えがたいと言います。そういう辛い思いをする若者が少なくなるよう、学生に向けた「ジェンダーハラスメント」の啓発方法も学びたいです。

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私もこのようなセミナーの継続性を改めて強く感じました。
今後もジェンダーハラスメントを初め、あらゆるハラスメントの防止にしっかりと取り組んでいきたいと思います。