武力の行使は「国家的ハラスメント」

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2015年7月16日(木)、集団的自衛権の行使を認めることなどを盛り込んだ安全保障関連11法案(いわゆる戦争法案)が衆議院を通過しました。
連日、国会前や各地で行われている大規模なデモや、廃案を求める多くの自治体の反対意見書などを全く無視して、怒号が飛び交う中での特別委員会での強行採決、そして野党欠席の中での衆議院可決。これは民主主義の根幹をゆるがすものであり、この暴挙に怒りを禁じえません。
11の関連法案に対して特別委員会での審議時間は、わずか116時間。国民の8割が説明は十分ではない、と思っているなかでの強行採決であり、しかもNHKはそれを中継しませんでした。国民にとって一番大事な情報をリアルタムで報道しなかったNHK(日本放送協会)の責任も非常に重いと思います。
戦後70年間、私たちは不戦を誓って憲法のもとに平和を守ってきたのではなかったのでしょうか。ほとんどの憲法学者もこの法案は「憲法違反」である、と強く反対しています。
いかなる場合も武力の行使はあってはならないことです。武力では何も解決せず、怒りと憎しみが増幅して暴力の連鎖うむだけです。
この法案を絶対に成立させてはならないと思います。
戦争-武力の行使はまさに「国家的ハラスメント」にほかなりません。