「セクハラ・プリベント」好評です!

110322blog
2011年2月の発行から約2か月、4,000人の方にポケット冊子「セクハラ・プリベント」をお届けしました。
「どんな言動がセクハラになるのか、ということではなく、なぜセクハラが起こるのかをきちんと理解することができた」
「社員研修で活用したい」
「セクハラを防止するためには、組織風土の見直しこそが大切だとわかった」
などの感想が寄せられています。

セクハラに対する認識は広まってきていますが、性別による固定的な役割意識、結婚などプライベートにかかわる発言など、「グレーゾーン」といわれる部分はまだあまり理解されていません。
この冊子では、チェックシートや立場上のアドバイスで、「なぜセクハラが起きるのか」をわかりやすく解説しています。
「ひとりに1冊」、セクハラ防止にぜひご活用ください。
セクハラのない職場環境をつくることは、事業主の大きな責任なのです。
セクハラが起こりやすい職場は、必ずといっていいほどパワハラも蔓延しています。
3月21日(月)の神戸新聞では、三木のパワハラ防止の取り組みがインタビュー記事として紹介されました。
タイトルは「編集委員インタビュー 放置すると企業の損失 パワハラに悩む従業員、増えてませんか?」
ぜひご覧ください。

アトリエエムは、セクハラ、パワハラ防止の取り組みをサポートしています。
詳細はお問い合わせください。

(*プリベント:防止する)
神戸新聞の記事はこちら>>>
ポケット冊子などのご紹介はこちら>>

地震から1週間

110318blog_2
3月11日(金)の地震発生から1週間たちました。
あまりの被害の大きさに胸が痛みます。
この度の地震や津波等で被災されました皆様には心よりお見舞いを申し上げます。
支援の手ができるだけ早く、広く届きますように、そして二次被害などが起こらないようにと願っています。
私も自分ができることを精一杯していきたいと思っています。
そして今さらなる心配が、福島の原子力発電所です。
これ以上被害が拡大しないように、一刻も早く収束するようにと心から願うばかりです。

「三木啓子の相談員セミナー」 DVD三部作完成!

110306blog
ハラスメントの相談の適切な受け方に加えて、行為者へのヒアリング、メンタルヘルス、新しい事例・判例などについて丁寧にお伝えしている「三木啓子のハラスメント相談員セミナー」は毎回とても好評です。
いつも東京をはじめ、中国、四国地方など遠方からも多くの方が参加されます。

内容を繰り返し学びたい、相談員の研修で活用したい、参加できなかったのでDVDが欲しい、などのご要望にお応えして「DVD三部作」が完成しました。
新任相談員の方の研修からガイドライン(防止指針)の作成まで、各事業所の多様なニーズにお応えできるDVDです。

三木啓子のセミナーを収録、パワーポイントの資料も挿入していますので、セミナーに参加している感覚でご覧いただけます。
ハラスメント防止にぜひご活用ください!
====
最新作! vol.3-防止対策まで
「適切な相談対応から防止対策まで」

vol.2-メンタルヘルス対応
「相談員に求められるメンタルヘルスの知識と相談対応」

vol.1-ハラスメントの基礎から
「企業の緊急課題であるパワハラ・セクハラへの対応」

=====
「三木啓子の相談員セミナー」DVDのチラシはこちら>>
DVD、ポケット冊子のご紹介はこちら>>
HPのサンプル映像もぜひご覧ください。

パワハラ幹部職員をガイドラインに基づいて懲戒処分

110212blog
兵庫県庁の男性幹部職員が、部下の職員に対して暴言を浴びせるなどのパワー・ハラスメントをしたとして、停職2か月間の懲戒処分を受けました。
精神的ストレスで部下の男性職員が2か月間、「次は自分の番かも」と恐れた女性職員が7か月間休職しています。
部下の一人が昨年9月に総務課に相談、調査の結果今回の処分となりました。
兵庫県では、2009年2月にパワー・ハラスメント防止のガイドライン(指針)を作成しており、今回の処分はこのガイドラインに基づいた対応です。

私は常々この「ガイドライン(防止指針)」の必要性をセミナー等を通してお伝えしてきました。
どのような言動がパワー・ハラスメントなのか、相談・調査をどのように進めていくのか、どのような基準で処分をするのか、ということを客観的に判断・対応するために、ガイドラインの作成・周知が必要なのです。

各地の自治体や企業等でガイドラインを作成する事業所も増えてはきましたが、まだほんのわずかであり、その内容も十分とは言えません。
ガイドラインには①組織の実態に応じた具体的な事例 ②相談体制の整備 ③労働者、相談員の研修 ④行為者への指導、処分基準 ⑤セカンドハラスメントの防止なども盛り込むことが大切です。
実効的なガイドラインの作成は、皆が安心して働くことの拠り所となり、そしてそれがパワー・ハラスメントの防止へとつながっていくのです。

アトリエエムでは、各事業所の実態に応じたガイドラインの作成をサポートしています。
詳細はお問い合わせください。

団体研修のページはこちら>>

適切な相談対応からハラスメントの防止対策まで

110129blog2
「今までにもハラスメントの研修を受けたことがあったが、相談員としての心構えをしっかりと学ぶことができて、とても有意義だった」
「相談を受ける立場、さらには、事案を判断、処理する立場として、とても多くの知識を得ることができた。非常に充実した内容と資料だった」
「社外の人とロールプレイをすることで、緊張感もあり、中身が濃くなったと思います。」

1月25日(火)に実施した「三木啓子のハラスメント相談員セミナー vol.3」に参加された方たちのご感想です。遠方からもたくさんの方が参加、ネットワークを広げる良い機会にもなっていました。
セミナーでは、相談の受け方に加えて、行為者へのヒアリング、ガイドライン(防止指針)作成のポイントなどについても丁寧にお伝えしました。
今回のセミナーを収録したDVD『三木啓子のハラスメント相談員セミナー vol.3』は近日完成。今回残念ながら参加できなかった方は、ぜひDVDをご活用ください。
『ハラスメント相談員セミナー vol.1、vol.2』も多くの企業や大学等が購入、「非常にわかりやすい」と好評です。

アトリエエムでは、DVDやポケット冊子の製作、ニーズに応じたセミナーなどを通して、ハラスメント防止の取り組みをサポートしています。これからもアトリエエムをもっともっとご活用ください。
詳細はお気軽にお問い合わせください。

団体研修(講師派遣)のお問い合わせはこちら>>
DVDとポケット冊子の詳細はこちら>>

1995年1月17日

110117blog
あの日、5:46。
私は突き上げられるような衝撃で目が覚めました。
おびえる子ども達を抱き寄せながら見ていたテレビ画面には、想像を超える神戸の惨状が映し出されていました。
途中からなくなってしまった高速道路、瓦礫の山と化した三宮の街、炎と煙をあげて燃えている長田の街。。。
あまりにも悲惨な光景でした。今こうしてブログを書いていても、涙が出て胸が苦しくなってきます。

阪神・淡路大震災から16年。
先日訪れた長田では、大きな「鉄人28号」が力強く出迎えてくれました。
そこではたくさんの家族連れや若い人達が、楽しそうに写真を撮っている姿が見られました。

天災ですから地震そのものを防ぐことはできないかもしれません。
でも、少しでも被害を小さくするための日頃からの備えはまだまだできるはずです。

若い世代の人たちにも震災の実態をきちんと伝えていきたいと思います。
同時に、私自身も防災についてしっかりと考えていきたいと思っています。

そんなことを考えながら、そして震災の犠牲となった方たちのご冥福を祈りながら、今日1月17日を過ごしたいと思います。

『セクハラ・プリベント』 2月発売開始!

110114blog
パワハラ防止のポケット冊子『みんな、まじめに楽しく働きたい』は、非常にわかりやすいと、全国の企業、行政機関、教育機関、労働組合等300の職場で3万人の方にご活用いただいています。
ご購入いただいた皆さまから「ぜひセクハラ版も製作してほしい」とのご要望を多くの方からいただきました。
皆さまのご要望にお応えして、ポケット冊子第2弾『セクハラ・プリベント』を発売いたします。

各地で数多くのセミナーを実施している三木啓子だからこその実践的な内容です。
「なぜセクハラが起こるのか」を解説し、セクハラ防止の要点をわかりやすくお伝えしています。
経営者から管理職、一般従業員、非正社員まですべての方の研修にご活用いただけます。
すでに3,000冊のご予約をいただいています。

ひとりに1冊、ポケットに携帯し、ぜひご活用ください。
セクハラは防止できます!

(*プリベント:防止する)
『セクハラ・プリベント』のご案内はこちら>>

今年も「ハラスメントのない職場環境づくり」に向けて

110101blog2_2
皆さま明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりまして誠にありがとうございました。
昨年も全国の企業、行政機関、大学等でハラスメント防止セミナーを実施させていただき、ご好評をいただきました。
 
1月25日(火)の「三木啓子のハラスメント防止セミナーvol.3」は、組織のハラスメント防止の取り組みにおいて、とても重要なセミナーです。定員まであとわずか。皆さまのお申し込みをお待ちしています。
また昨年は、仕事の合間をぬって新旧合わせて30本近くの映画を観ました。
どれも「人権」にしっかりと向き合ったとてもいい映画でしたが、特に印象に残ったのが下記の5本です。

「ハラスメントのない職場環境づくりのサポート」をテーマに、今年も皆さまのお力になる様々なプログラムをご提供いたします。
本年も何卒よろしくお願い申しあげます。
====
◆ 『葦牙 あしかび』 監督/小池征人
◆ 『インビクタス-負けざる者たち-』 監督/クリント・イースト・ウッド
◆ 『息もできない』 監督/ヤン・イクチュン
◆ 『プレシャス』 監督/リー・ダニエルズ
◆ 『フローズン・リバー』 監督/コートニー・ハント
====
「三木啓子のハラスメント相談員セミナー」をご案内している「セミナー」のページはこちら>>>

ハラスメント防止の5カ条

101212blog
「パワー・ハラスメント10万人調査」を自治労が2010年6月に実施しました。調査対象が事務職(44%)だけでなく、技術職(16%)、現業職(12%)、保育職(8%)、看護、医療、消防と多くの職種にわたっていること、全国にまたがる調査であるということ、正職員に加えて嘱託、アルバイトなど全ての職員を対象にしていることなどから、実態を反映した調査になったと思います。
調査では、過去3年間に5人に1人(22%)がパワハラを受け、「仕事に集中できなくなった」「辞めたくなった」などのメンタルヘルス不調を訴えた人もいる、という実態が明らかになりました。
さらに注目するべき点は、パワハラを受けた後の対応です。「何をしても解決にならないと思い、何もしなかった」と答えた人が40%と半数近くにのぼります。職場や労働組合の相談窓口がその役割を十分に果たせてはいないという実態が浮き彫りになりました。
パワー・ハラスメントの解決に向けて、まずはしっかりと被害者から相談を受けて解決に向けて取り組める体制を各職場で早急に整えることが必要です。
合総研が発行している『DIO』12月号の特集テーマは「ハラスメントと職場風土」。私も「ハラスメント防止の5カ条-パワハラのない職場づくりに向けて、今、労働組合が果たすべき役割-」というテーマでを寄稿をしました。パワハラ防止の取り組みのポイントをお伝えしています。ぜひご参考にしてください。
また、1月25日の「三木啓子のハラスメント相談員セミナー vol.3」では、具体的な相談体制、行為者へのヒアリング、組織の防止対策等についてロールプレイを交えてお伝えします。人事、CSR、コンプライアンス担当者、相談員の方にとって大変重要なセミナーです。ぜひご参加ください。
『DIO』12月号の記事はこちら>>>
「三木啓子のハラスメント相談員セミナー」をご案内している「セミナー」のページはこちら>>>

女性自衛官のセクハラ訴訟、国(自衛隊)に三点の配慮義務違反

101122blog_2
先日、「女性自衛官の人権裁判」の勝利報告集会に参加しました。
北海道の航空自衛隊に勤務していた20代の女性が、基地内で男性隊員からセクハラ(性的暴力)を受け、上司に訴え出た後、上司や隊から組織ぐるみでさらにひどいパワハラや陰湿ないじめ、退職強要などを受けたとして、国に損害賠償を求めていたものです。
7月29日の札幌地裁の判決で、橋詰均裁判長は男性隊員のセクハラに対する個人的な不法行為(慰藉料200万円)だけでなく、その後の事後対応が不適切であったとして国(自衛隊)に配慮義務違反(慰藉料300万円)を認定しました。
国(自衛隊)の配慮義務として具体的な判断基準を示したことは、とても画期的な判決だと考えます。
配慮義務の具体的なポイントは三点。
(1)被害配慮義務-被害者が心身の被害を回復できるよう配慮すべき義務
(2)環境調整義務-加害行為によって被害者の勤務環境が不快となっている状態を改善する義務
(3)不利益防止義務-被害者が職場の厄介者として疎んじられ、さまざまな不利益を受ける事を防止すべき義務

さらには、被害者が訴えた内容を変遷していったことに対しては「男性上司が被害者から事情聴取をしたために、冷静に思い出したり説明をすることができなかった可能性が高い」等と性被害者の心理を深く洞察した事実認定をしています。
この点でも今後の裁判にも大きな影響を与える重要な判決だと思います。
職場で、セクハラやパワハラを起こさせないようにするのが一番大切なのは言うまでもありません。
しかし、万一起こってしまったらその後どのように迅速に対応するのかが非常に重要です。

1月25日の「三木啓子のハラスメント相談員セミナー vol.3」では、組織の責任が鋭く問われたこの判決をはじめ、第三者へのパワハラが労災(公務災害)と認められた判決等、最新の判決についても丁寧に解説します。
また具体的な相談体制、行為者へのヒアリング、組織の防止対策等についてもロールプレイを交えてお伝えします。
人事、CSR、コンプライアンス担当者、相談員の方にとって大変重要なセミナーです。
ぜひご参加ください。お早目にお申込みください。

「相談員セミナー」をご案内している「セミナー」のページはこちら>>>
「女性自衛官の人権裁判」の詳細については、こちら>>>