「パワハラ」で教諭が自殺

「パワー・ハラスメントによる自殺」という何とも痛ましい事件が千葉市の中学校で起こりました。10月17日の朝日新聞の報道によると、被害者は千葉市立中学校の50代の男性教諭。彼は今年4月にこの学校に赴任、教務主任を務めていたそうです。が、校長から集中的に叱責を受け、繰り返し怒号を浴びせられるなどしていたといい、市教育委員会はパワー・ハラスメント(職権を背景とした嫌がらせ)に当たると判断、近く校長を処分する判断を固めた、というものです。
ハラスメントは日本語では「嫌がらせ」と訳されていますが、これは「精神的暴力」であり「人権侵害」だとしっかりと皆が認識する必要があります。
特に、このようなパワー・ハラスメントでは、周囲の人たちのパワー・ハラスメントに対する認識と当事者たちへの関わりが非常に重要です。被害者を孤立させない対応が周囲の人たちにも求められています。とはいうものの、絶対的な権力を持つ上司に対して加害行為を止めさせるのは非常に難しいものがあるのも事実です。
これ以上、被害者を出さないためにも、本当に当社の「パワー・ハラスメント予防セミナー」に一人でも多くの方に参加していただきたいと思います。
11月23日(木・祝)には大阪の天満橋駅近くの「エル・おおさか」で「パワー・ハラスメント予防セミナー」を実施します。詳しくは後日ホームページ等でお知らせいたします。