地下の倉庫に眠っていたパワハラのパンフレット

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厚生労働省から3月に発表された「職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言取りまとめ」。(三木啓子のブログ 3月19日、2月4日)
6月15日には、ポスターやパンフレットを作成して広く周知していきたい、と厚生労働省のHPにリーフレットなどがアップされました。

パンフレットが欲しいと厚生労働省に電話をすると、「もう各地の労働局には送りました」と。
で、大阪労働局に電話をすると「まだ届いていません」。
う~ん、東京と大阪って遠いんだ・・・

先日、大阪市内の労働基準監督署に行くと、廊下に「これってパワハラ?」のポスターが貼っていました。
早速職員にパンフレットなどが欲しいと言うと、ポスターは届いているが、パンフレットは届いていないとのこと。

「そんなはずはない、もっときちんと調べてほしい」と言うと、やおら上司に確認。
なんと、地下の倉庫にしまいこんでいるとのこと。
私が「皆さんに広く周知することが大事では」と言うと、「部数に限りがあるので表には出さない」との返事。パワハラについて何か月も時間をかけて議論をして、お金をかけてパンフレット作って、一体何をしていこうとしているのでしょうか。

そういえば、富山県の労働基準監督署で勤務していた人が、上司からのパワハラで退職に追い込まれた、ということを思い出しました。
厚生労働省が提言のパンフレットを作っても、現場では倉庫に眠らせている、という体質が現状のようですね。

まさか「みんなでかくそう、職場のパワー・ハラスメント」ではないでしょうけれど。
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