半年で1,000冊達成!「ハラスメント 相談員の心得」ご活用ください。

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昨年の秋に完成した「ハラスメント 相談員の心得」は、早くも1,000人の方にお届けすることができました。
担当者がまず1冊購入、「とてもわかりやすい」と5冊、10冊と追加で注文される企業が多いようです。
中には、全国の支店の人事・総務担当者に配布したい、ということで100冊購入された企業もありました。

少し予想外だったのが、大学の教員・相談員、中学校・高校の教員、自治体の教育委員会など教育機関からのご注文がとても多いということです。
最近、特に問題になっているいじめや体罰などの相談に、どのように対応すればよいのかと悩んでいる先生方にとっても、とても良いハンドブックとなっているようです。
人事異動などで、4月から人事や相談担当になられる方も多いかと思います。
お手元に置いて、ぜひご活用ください。

アトリエエムも新年度に向けて、新しいパンフレットを製作中です。
間もなくお届けいたします。ご期待ください。

「ハラスメント 相談員の心得」 詳細やメディアの紹介記事はこちら>>>

神戸に「性暴力のワンストップ支援センター」開設

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「性暴力被害者支援センター・神戸」が4月に設立されます。
3月2日(土)に開催された設立準備会主催のシンポジウム。
代表の田口奈緒さん(産婦人科医)の講演と支援者・サバイバーの人たちによるパネルディスカッションでは、とても貴重な話を聴くことができました。
一番大切なことは、被害者の生命を守ること、絶対に被害者を死なせないこと、そして、衣食住、労働、福祉など生活全般にわたるサポートも必要だと強調していました。
さらには、支援センターに「倫理委員会」などの内規を設けること、支援センターへの要望などを受け付ける「第三者機関による相談窓口」も設置するべきとの提案もされました。

被害者がセカンドハラスメント(二次被害)を受けることがあってはならないのは当然ですが、万一対応に不備があった時には、相談ができる体制を整えるのは非常に大切なことだと思います。
シンポジウムでは、設立準備会のスタッフの人たちの熱意を強く感じました。
現在、ワンストップセンターが設置されているのは、大阪府、東京都、愛知県、佐賀県などごくわずかです。
このようなセンターが各地に開設されることがとても重要であり、それが誰もが安心して暮らせる社会につながっていくのだと思います
そのためには、国も民間に任せているだけではなく、被害者の救済をもっと真剣に考えるべきでしょう。

*「性暴力被害者支援センター・神戸」は、神戸市西区の「なでしこレディースホスピタル」内に開設されます。

ハラスメントは心理的・社会的リスク

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企業や労働組合、専門家の人たち150人以上が参加、とても熱気にあふれた労働政策フォーラムでした。
2月28日(木)の午後、東京で開催された「欧州諸国における職場のいじめ・嫌がらせの現状と取り組み」では、イギリス、フランス、スウェーデン、ドイツの大学教員や弁護士がそれぞれ取り組み状況を報告、大変興味深いものでした。(主催:JILPT(労働政策研究・研修機構))
企業や労働組合は、職場のいじめ・ハラスメントを「心理的・社会的リスク」の一つととらえて、組織としての具体的な取り組みを早急に進めることが必要だと改めて痛感しました。
6月には、フォーラムの報告書も作成されるそうです。

3月1日にアトリエエムが発行した「AMニュース vol.10」は、企業や大学のハラスメント防止研修について詳しくお伝えしています。
ぜひ取り組みの参考にしてください。