セクハラの報道とセカンドハラスメント

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企業や教育機関、行政機関でのセクシュアルハラスメントの報道が後を絶ちません。
宴会で男性が女性の体をさわったことで停職6か月の懲戒処分を受けた、という記事では「今回の件は、手を握ったり肩に手を回すなど、程度の軽いものであったが・・・」という記述がありました。
手をさわったり肩を組んだり、という行為は「程度が軽い」という意識がまだまだ根強くあるようです。
このような報道や社会の風潮が、被害者をさらに苦しめるセカンドハラスメント(二次被害)を生み出していきます。たとえば被害者に対して「この位でセクハラと思うのは神経質」「イヤだと思ったら、その時にはっきりと言えばよい」などの言葉です。

職場や学校で不必要に体をさわるのは、胸でも肩でも腕でも重大なセクハラになるのです。
メディアに携わる人たちは、どのような言動がセクハラになるのかということはもちろんのこと、被害者の心理などについても正しく理解をしてほしいと思います。
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