とても悲しい残念なお知らせです

6月4日(金)に映画監督の高橋一郎さんが逝去されました。67歳でした。

それは突然の出来事でした。
大阪・十三のシアターセブンで、三木の5月12日のブログでもご紹介している映画「一人になる 医師 小笠原登とハンセン病強制隔離政策」の上映とシンポジウムが催され、高橋さんも出席。
満席の会場のなかで、最後の話を語り終えたときに悲劇が起こりました。

うしろにのけ反るような姿勢のまま倒れ、救急車で病院に運ばれましたがそのまま帰らぬ人となってしまいました。
死因は心筋梗塞でした。
私も会場にいたのですが、今でも信じられない気持ちです。

生涯映画を愛し、1986年「24000年の方舟(はこぶね)」で監督デビューしてから35年間、一作ごとに暮らしから見える社会の矛盾を描いてきた稀有な監督であり「一人になる」が遺作となってしまいました。
これからというときの悲劇でした。
本当に残念でなりません。

2年がかりで作り上げた「一人になる」。
高橋さんが心血を注ぎ込んだ思いが、皆様の心に届きますようにと心から願っています。

高橋さんと映画製作委員会さんには、2008年からアトリエエムの研修用DVDをたくさん創っていただいていました。
ほぼ毎年創り続けてきて、12本になります。
「考えよう!ハラスメント」シリーズを初め、いつもとても丁寧に仕上げてくださっていて、感謝の気持ちでいっぱいです。
このコロナ禍と今のお仕事が落ち着いたら、ぜひ新たなDVDを創っていただきたいと構想を温めていました。本当に残念です。

心よりご冥福をお祈りいたします。
「映画製作委員会のブログ」はこちら>>>
                             

<高橋一郎監督の訃報をお知らせしている記事はこちら>
★神戸新聞(2021年6月8日)こちら>>>
★毎日新聞(2021年6月8日)(インターネット版)こちら>>>
★共同通信、時事通信から配信されて、全国の多くのメディアで報道されています