違法時間外労働が3分の1の事業場に
11月には「過労死等防止対策推進シンポジウム」開催

全国の労働基準監督署が2021年度に実施した立ち入り調査の結果が8月に厚生労働省から公表されました。
なんと!
約3万2千カ所の事業所のうち、3分の1にあたる1万986カ所で違法時間外労働が見つかったとのこと。
しかも「過労死ライン」と言われている月100時間を超える事業所は264カ所もありました。

でも、これも氷山の一角でしかないのではないかと思います。
数字には表れない「サービス時間外労働」が隠されているのではないでしょうか。

そんな中、またもやNHKで40代の男性管理職が過労で亡くなりました。
NHKは、2013年に佐戸未和さん(当時31歳)が亡くなり、2014年に労災認定、これを受けてようやく2017年に公表しました。
その後、防止策を講じてはいたようですが、実効的なものにはなっていなかったようです。
またもや悲劇が繰り返されました。
本当に残念でなりません。

もっとしっかりとした検証と教訓が生かされる対策が必要だといえるでしょう。

今年の11月にも例年通り「過労死等防止対策推進シンポジウム」が全国で開催されます。
三木も石川会場(11/8)、岡山会場(11/11)、大阪会場(11/22)で基調講演を行います。
お近くの方はぜひご参加ください。

各会場のチラシ等は、アトリエエムのHPのセミナーのサイトをご覧ください。