今年もよろしくお願いいたします

皆様、新年明けましておめでとうございます。旧年中は公私にわたり、お世話になり、またお力添えをいただき、本当にありがとうございました。本年も引続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
昨年も引続き「パワー・ハラスメントセミナー」と「セクシュアル・ハラスメントセミナー」を中心に事業を展開いたしました。クライアント様からはいつも高い評価をいただき、本当にうれしく思っています。
今年は、いよいよDVD「パワー・ハラスメント そのときあなたは・・・」が完成いたします(3月発売予定)。職場での研修やグループでの活動にぜひご活用ください。現在ご予約を承っております。
チラシ(PDF)はこちらをご覧ください>>
お申し込みはこちらへ>>
今年はこのブログで、パワー・ハラスメント、セクシュアル・ハラスメントの情報をもっと皆様に積極的にお伝えしていきたいと思っております。
今年も何卒よろしくお願い申しあげます。

自分も相手も尊重するコミュニケーション

「自分も相手も尊重するコミュニケーション-パワー・ハラスメントの気づきと予防-」を10月20日(土)10時~12時に開催します。これは西宮市男女共同参画センターウェーブで活動しているグループ「プレラかだるべ」の主催によるセミナーです。
ウェーブで開催されたコミュニケーション講座の終了後、有志で自主グループを作って活動されています。学校や職場での生きにくさにはパワー・ハラスメントが関係しているのかもしれない、という思いから今回のセミナーを企画されたとのこと。
事前の申込は不要ですので、当日お気軽にご参加ください。会場は阪急西宮北口駅南出口から100m、プレラ西宮の4階「西宮市男女共同参画センター ウェーブ」です。10月20日~28日は、「第8回いきいきフェスタ」で色々な興味深いイベントや講座が繰り広げられるそうです。詳細はチラシウェーブのHPをご覧ください。

職場のモラル・ハラスメントをなくす会

今年の春にとても頼もしいグループが誕生しました。「職場のモラル・ハラスメントをなくす会」です。
同会の設立趣旨には次のように書かれています。
「本会は、職場でモラル・ハラスメントの被害を受けた者たちの「同じような被害に遭遇して苦しんでいる人の力に少しでもなりたい」という思いから設立されました。設立のきっかけとなったのは、2006年2月に、フランス人精神科医で「モラル・ハラスメント」研究の第一人者であるマリー=フランス・イルゴイエンヌさんを大阪に招聘したことです。講演会開催の準備に集まった者たちが「マリーさん関西実行委員会」を発足させ、講演会後も解散せず、モラル・ハラスメントの理解を深めるための勉強会や国際会議への参加、海外の事例を参考に防止対策を検討するなどの活動を続けておりました。そして、今年の4月に「職場のモラル・ハラスメントをなくす会」として新たなスタートを切りました。私どもは、今後他の関連機関との連携を大切にしながら、職場のモラル・ハラスメントについての情報発信や被害者支援、被害の実態把握に努めていく所存です。」
現在は月に2回、定期的に電話相談を実施されています。
毎月第2水曜日 18時~20時、第4日曜日 15時~17時
8月は、8月8日(水)と8月26日(日)です。
電話番号:06-6353-3364
アトリエエムも一緒に活動をしながら、できる限りのサポートをしていきたいと思っています。
なお、ニュースレターの第3号に「職場におけるパワー・ハラスメント予防セミナーを実施して」と題した記事を書いています。ぜひご覧ください。⇒ニュースレター第3号

男女雇用機会均等法

2007年4月1日から「男女雇用機会均等法」が改正されました。主な改正点は、職場での「セクシュアル・ハラスメントの防止対策の強化」と「間接差別の禁止」等です。
セクシュアル・ハラスメント防止に関しては、「雇用管理上必要な措置を講ずることを事業主に義務付ける」ことになりました。日頃から、セクシュアル・ハラスメントがあってはならないという方針を周知すること、相談体制を整える事、もしセクシュアル・ハラスメントが起こったら、迅速にかつ適切に対処すること、などです。
また、近年は男性に対するセクシュアル・ハラスメントも増えてきています。女性から男性への行為だけでなく、男性から男性へのセクシュアル・ハラスメントが多くなっています。性的なことをからかう、嫌がるのに無理やりアダルトビデオを見せる、職場でしつこく結婚を勧める、等はセクシュアル・ハラスメントです。
法律が改正されたからとりあえず体制をつくる、というだけではなく、一人ひとりのセクシュアル・ハラスメント防止に向けた意識が問われていると思います。
法律の詳細は厚生労働省のサイトをご覧ください。

セクシュアル・ハラスメント

『解雇される女性 Part2 -セクシュアル・ハラスメント- 』のDVDを購入しました。これはエンドウノリコさんが制作し、女性の視点に立った映像表現を創出している「ビデオ工房AKAME」から販売されている23分間のDVDです。
DVDで紹介されている3人の女性たちは、職場でセクシュアル・ハラスメントを受け、そのことを止めてほしい、とごく当然の主張をしました。ところが、会社は加害者の行為を問うのではなく、彼女達を解雇したのです。彼女たちは、自分たちの尊厳を踏みにじられた怒りと悔しさ、そして、このままではまた新たな被害者が生まれると、立ち上がりました。3人の女性に共通しているのは、加害行為者からだけでなく、追い討ちをかけるように、会社からもひどい加害行為を受けたことです。
今もなお毎日のように報道されているセクシュアル・ハラスメント。そのひどい実態を知り、自分たちの職場では(周囲では)、決してセクシュアル・ハラスメントを起こさせない、と思いを新たにしていただくためにも、一人でも多くの人に観ていただきたいビデオです。

それでもボクはやってない

周防正行監督・脚本の映画『それでもボクはやってない』の試写会&シンポジウムに行きました。(主催:大阪弁護士会、朝日新聞社)満員の通勤電車の中で痴漢に間違われた主人公の男性を加瀬亮が演じています。物語は彼の取調べと、1年にわたる裁判を中心にすすみます。そこで描かれている「日本の裁判の本当の姿」はなかなか興味深いものでした。痴漢に限らず冤罪は決してあってはならない事で、映画のテーマとなっている法格言「十人の真犯人を逃すとも一人の無辜(むこ)を罰するなかれ」の言葉の重さを改めて感じました。
一方現実には、毎日のように痴漢犯罪が報道されていますが、それはほんの氷山の一角にすぎません。その裏には声をあげることもできずに、苦しんでいる多くの被害女性たちがいることも、決して忘れてはならないと思います。
なお、試写会後に行われた、周防監督と笠松弁護士のシンポジウムの模様は15日(月)と20日(土)の朝日新聞で紹介されるそうです。

今年もよろしくお願いします

皆様、新年明けましておめでとうございます。旧年中は公私にわたり、お世話になり、またお力添えをいただき、本当にありがとうございました。本年も引続き何卒よろしくお願いいたします。
昨年は、「パワー・ハラスメントセミナー」と「ITセミナー」を中心に事業を展開いたしました。パワー・ハラスメントセミナーに関しては、大阪府内のみならず、近隣の県や長野県のいくつかの事業所からもお申込をいただきうれしい1年となりました。昨年1月3日のこのブログで、「2006年は「駆」年になりそうです」と書きましたが、まさにその通り駆け続けた2006年となりました。
今年-2007年-は「磨」1年にしたいと考えています。「自分磨き」はもちろんのことですが、セミナー内容にもっと磨きをかけ、ブラッシュアップして、より洗練された、濃い内容を皆様にお届けしたいと考えています。
「パワー・ハラスメント」という言葉についても、まだまだ誤解を受けている部分が多いのが現実です。正しく理解していただくと同時に、パワー・ハラスメントの起こらない職場づくりに向けて、少しでも皆様のお力になれればと思います。
今年も何卒よろしくお願い申しあげます。

「歳月」茨木のり子

今年2月に亡くなった詩人の茨木のり子さんの詩集『歳月』が、来年2月に出版されるそうです。(朝日新聞2006年12月4日)『倚りかからず』や『自分の感受性くらい』など数多くの素晴らしい詩集がありますが、『歳月』はそれらとはまた趣が違っているそうです。自分が亡くなったあとに、出版してほしいと周囲の方に話していたそうで、彼女のどのような思いが詰まっているのか、とっても楽しみです。
折りしも、先日購入した「ジョジョ企画」のカレンダー「姉妹たちよ 女の暦2007」の6月は茨木のり子さんです。このカレンダーでは、毎月素敵な女性たちが紹介されており、カレンダーをめくるのを楽しみにしています。

たかじんのそこまで言って委員会

読売テレビで毎週日曜日13:30~15:00に放映されている「たかじんのそこまで言って委員会」という番組をご存知でしょうか。全国ネットではないので、一部放映されていない地域もあるようですが。歌手のやしきたかじんさんと辛坊治郎さん(読売テレビ解説委員)の司会で、8人のパネリストがテーマに沿って議論をする、というか、バトルトークをする、といった感じの番組です。
11月26日(日)放映のテーマの一つが「ハラスメント」。ということで、パワー・ハラスメント予防セミナー等を実施しているアトリエエムの三木にゲスト出演の依頼がありました。その収録が24日(金)の午後にあり、スタッフのAさん、Bさんと一緒に京橋の読売テレビに伺いました。
案の定、パネリストからは激しい意見が出ていましたが、「上司からのパワー・ハラスメントで苦しんでいる労働者がたくさんいること」「セクシュアル・ハラスメントもパワー・ハラスメントもひどい人権侵害であること」などを三木からはお話したのですが・・・視聴者の皆さんにきちんと伝わっているでしょうか。
11月26日の放映が楽しみなような、ちょっと怖いような、というのが正直な気持ちです。
ご都合がつきましたら皆さんもぜひご覧ください。また、ご感想もお待ちしています。

日本は42位・・・

日本は世界の中で「42位」。何の順位だと思われますか。
これは、女性の政治・経済分野への進出状況を測るGEM「ジェンダー・エンパワーメント指数」の世界における順位です。毎年「国連開発計画(UNDP)」が調査しており、今年も11月9日に2006年版「人間開発報告書」で発表されました。
ちなみに同報告書でのHDI「人間開発指数」は177国・地域の中で7位でした。2005年は11位、2004年は9位です。HDIは「長寿を全うできる健康的な生活」「教育」「人間らしい生活水準」という人間開発の側面を簡略化した指数で、具体的には「平均寿命」「教育水準(成人識字率と就学率)」「調整済み一人当たり国民所得」を用いて算出しています。ノルウェーが6年連続で1位です。
一方42位と振るわないGEMは、女性が政治及び経済活動に参加し、意思決定に参加できるかどうかを測るもので、HDIが人間開発の達成度に焦点を当てているのに対して、GEMは、能力を活用する機会に焦点を当てています。具体的には「国会議員に占める女性の割合」「専門職・技術職に占める女性の割合」「管理職に占める女性割合」「男女の推定所得」を用いて算出しています。2005年は43位、2004年は38位でした。1位はHDI同様ノルウェーです。
企業研修等で「パワー・ハラスメントセミナー」を実施していますが、参加者が管理職の場合は、ほとんどが男性で、女性はほんの数人です。全くいない職場も時々あります。そういう企業も、もちろん従業員のほとんどが男性というわけではありません。まだまだ悲しい現実ですが、でも女性の能力を活用しようとしている企業が増えつつあるのも事実です。「管理職や議員の半数は女性」という日をめざして、今自分ができる活動を着実に進めていこうと思います。