ユニバーサルデザイン(日本語字幕付DVD)

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アトリエエムが職場研修用として製作したDVD『パワー・ハラスメント そのときあなたは・・・』の日本語字幕付DVDを今年1月から販売しています。
ユニバーサルデザインの一環として製作しましたが、販売と同時にご注文を続々といただき、皆さんが待ち望んでおられたのだと実感した1か月でもありました。

解説やナレーションなど全編にわたって、日本語の字幕をつけています。図書館や男女共同参画センター、人権センターなどの公共施設等からご注文をいただくことが多く、市民の方に広くご利用いただけることを嬉しく思っています。
また同時に、「VHS(ビデオ)の字幕付」と「VHS(ビデオ)の字幕無」も販売しています。
こちらもご注文をたくさんいただいています。DVDが随分普及してきたとはいえ、まだまだVHSを利用されている事業所も多いようです。

ユニバーサルデザインは「できるだけ多くの人が利用可能であるようなデザインにすること」を基本コンセプトとしています。
より多くの方にパワー・ハラスメントの実態を知っていただき、ハラスメントのない職場環境づくりに活用していただきたいと思っています。

詳細はアトリエエムのホームページの「販売物」のページをご覧ください。

あの日から14回目の朝

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ドスン!と私は突き上げられるような衝撃で目が覚めました。あの日、14年前の5:46。とっさに傍らに眠っていた子どもたち(当時8歳と4歳)の頭から布団をかぶせて、抱きかかえながら、早くおさまるのをひたらすら願っていました。
とてつもなく長い長い時間のように感じた1分間。ようやく揺れがおさまり、あたりを見回すと、物が散乱、食器が割れて、と家の中は驚くような状態になっていました。
とりあえずテレビをつけたものの、まだ何も詳しい様子はわからず・・・でも、その後、徐々に報道された神戸の様子は俄かには信じられない惨状ばかりでした。
当時、私が住んでいた吹田市は震度5。震度7強の揺れはどんなに恐ろしかったことでしょう。家屋が潰され、本当に一瞬にして、人生半ばで道を断たれた方たちの無念さを思うと胸が苦しくなります。
あの日から安全やボランティアに対する私たちの認識は大きく変わりました。現在自主防災の組織率は全国で約7割、でも、認知度はまだまだ低く、課題も山積です。
あまりにも大きな犠牲を払って阪神大震災が私たちに残してくれた教訓を考えながら、今日1月17日を過ごしたいと思います。

戎さん

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1月10日は大阪市内の会社で、パワー・ハラスメントセミナー(団体研修)をさせていただきました。
その後、今宮戎へお参りに。参道も境内も商売繁盛を願うたくさんの人たちであふれ返っていました。戎さん(えべっさん)にはよくお参りに行くのですが、今年は不況を反映してか、こころなしか皆さんの顔も曇っているようにみえました。

近畿2府4県内の2008年の年間倒産件数(負債1,000万円以上、法的整理のみ)は、前年比10.3%増の3,284件と過去最多となりました。(帝国データバンク大阪支社、1月9日発表)今年は少しでも景気回復を望みたいものです。
大阪はまさに「商売の町」。大きな企業はもちろんのこと、たくさんの中小・零細企業があります。大企業からの下請け、孫請けの企業が多いのですが、今いとも簡単に受注を減らされて、経営に四苦八苦している会社がたくさんあります。
パワー・ハラスメントの「パワー」という言葉はもちろん「力」という意味もありますが、もう一つの意味として「権力」という意味もあります。従業員にとって、管理職は大きな「権力」となります。同様に、下請け企業にとっては、発注元である大企業は、やはり大きな権力となるのです。
急激で理不尽な発注減も、まさにパワー・ハラスメントといえるものなのです。

法律と社会

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年末年始の休暇をはさんで、新旧4本の映画を観ました。
『この自由な世界で』(監督:ケン・ローチ)
『BOY A』(監督:ジョン・クローリー )
『西の魔女が死んだ』  (監督:長崎 俊一)
『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』(監督:マルク・ローテムント)

どれも見ごたえたっぷりの映画でした。
特に「法律」と「社会」との関係を色々と考えさせられました。
もちろん法律は守らなければならないし、違反をした場合には相応の処分が下されるのは当然だと思います。
が、その法律そのものが、誰のための法律なのか、誰の生活を守るためのものか、ということもしっかりと考える必要があると思うのです。

法律はその時代の一部の権力者にとって、いとも簡単に都合よく変えられてしまう可能性も十分にあるからです。とはいうものの、人が作ったものである以上、より良く法律を変えていくこともできるし、又変えていく責任も私たち一人ひとりにあるのではないかと思います。
今、日本では年末から多くの派遣社員が契約を打ち切られる、という驚くような状況になっています。
「契約終了」というのは、法律上では何ら問題はないのかもしれません。でも、このような非人道的な法律が許される社会であってはいけないと思うのです。

働者が安心して働ける職場、それこそがまさしくパワー・ハラスメントのない職場だといえるからです。

本年もよろしくお願いいたします。

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皆さま、新年明けましておめでとうございます。昨年は5月にDVD『パワー・ハラスメント そのときあなたは・・・』が完成、多くの企業や公共施設(図書館、男女共同参画センター等)にご購入いただきました。本当にありがとうございました。
また、民間企業、行政機関、教育機関等で約130回の「パワー・ハラスメント予防セミナー」を実施させていただき、皆様からご好評をいただきました。重ねてお礼申しあげます。本年も何卒よろしくお願いいたします。
このたび、アトリエエムのホームページをリニューアルしました。団体研修、セミナー、販売物等のページをより充実させています。ぜひご覧ください。
同時に、今後は三木のブログでも、ハラスメント関連の情報を皆様によりタイムリーにお伝えしていきたいと思っております。
ご支援のほど何卒よろしくお願いいたします。