無題

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2012年もあと数時間となりました。
今年は3月に厚生労働省が「職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言取りまとめ」を発表、その後、全国的な「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」を実施、12月には報告書が公表されました。
神奈川県では、11月27日に黒岩祐治知事が「ハラスメントのない職場づくりを神奈川から」とのメッセージを発表、「パワハラ110番」を開設しました。
遅まきながらも、ようやく国や自治体での取り組みが進められようとしています。
来年もこれらの動きを決して後退させることなく、さらにもっと具体的な取り組みをぜひ進めてほしいと思います。

今日、大晦日にも私のもとには「職場でパワハラを受けて、眠れない日が続いています」と相談のメールが寄せられました。
みんなが健康で安心して働ける職場づくりをめざして、来年もしっかりとハラスメント防止の取り組みを進めていきたいと思います。
来たる年が皆さんにとって、良い年となりますようにと心から願っています。

パワハラの予防には、効果的な研修を

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12月12日に厚生労働省が発表した「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」。
パワーハラスメントの予防のために実施していることで、64%と最も多いのが「管理職を対象にした講演や研修会」となっています。

研修においては、そのプログラムや実施方法が重要なのは言うまでもありません。
私は今年も多くの企業や行政機関、大学等でセミナー(研修)を実施してきました。
その職場によって取り組み方はさまざまです。
まずは、参加者が出席しやすいような日時の設定と、意識づけが大切です。そのためには、日時を変えて数回実施することが必要な場合もあるでしょう。1回の参加人数はできれば30人位までが望ましいと思います。講義を聴くだけではなく、ロールプレイやグループディスカッションを取り入れることによって、自分の言動や職場の実態を振り返りながら、しっかりと考えることができるからです。
アトリエエムでは、それらの団体研修に加えて数人の「グループセミナー」も実施しています。セミナー終了後には、私がレポートを作成すると共に、職場の問題点と今後の取り組みについてのご提案をしています。
職場によっては、少人数のセミナーの実施は難しいところもあるかもしれません。100人以上の講演会でも、より高い効果が得られるように綿密にご相談をさせていただいています。それぞれの職場の実態に応じたプログラムを開発しています。お気軽にお問い合せください。
また、2月8日(金)の「三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.6」では、ハラスメントの防止に向けた取り組みなどについても具体的にお伝えします。まずは三木啓子のセミナーに参加してみてください。新しい気づきが必ず得られます。
2月8日(金)「三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.6」のチラシはこちら>>>

相談窓口を利用したのはわずか 1.8%「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」

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わずか1.8%
これは、パワー・ハラスメントを受けた人のうち、職場の「相談窓口」に相談をした人です。

12月12日(水)に厚生労働省から発表された「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」からは、こんな衝撃的な現状が報告されました。
私は日頃から相談員や人事担当者の方に、「一人の相談者の後ろには、相談に来れない大勢の被害者がいる」とお伝えしていますが、全国的なこの調査によって立証されたともいえるでしょう。
さらにこの調査で明らかなになったことは、企業のパワー・ハラスメント防止の取り組みには、
①「研修」が非常に効果的である
②企業はパワハラに関する教育資料を求めている
ということです。

そしてもう一つ、とても興味深い結果が報告されました。
研修などの取り組み後は、一時的に相談件数が増加するけれども、長期にわたって取り組みを続けていると、相談件数が減少するということです。

ハラスメントのない職場環境づくりには、継続的な取り組みが必要なのです。
そのためにもアトリエエムのセミナーや冊子をぜひ活用していただきたいと思います。
セミナーや冊子の詳細はこちら>>>
「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」はこちら>>>

「相談員の心得」 全国に発信中!

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ハンドブック「ハラスメント 相談員の心得」が各地に広がっています。
12月5日(水)には岩手日報で、9日(日)には山陰中央新報で紹介されました。インターネットでの反響も大きく、北海道や佐賀、沖縄など全国からご注文が入ってきています。

企業や大学、行政機関、労働組合、NPOなどでハラスメントの相談を受けている人たちに加えて、DVやいじめ、児童虐待防止の取り組みをしている人、社会保険労務士、弁護士、図書館、男女共同参画センターなど予想以上の広がりになっています。
2月8日(金)の「三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.6」では、この冊子をサブテキストとして、相談の受け方だけでなく、行為者へのヒアリングや防止体制についても詳しくお伝えします。現在申し込みを受け付け中です。ぜひお早目にお申込みください。
また、12月15日(土)に兵庫県の姫路市男女共同参画推進センター“あいめっせ”の主催で、個人の方を対象にしたセミナー「自分力UP!被害者にも加害者にもならないために」を実施します。ハラスメントを受けて悩んでいる人、同僚や家族が辛い思いをしている人、被害者のサポート活動をしている人など、どなたでも参加できます。参加費は、資料代を含めて615円。こちらもお申込みはお早目に。
2月8日(金)「三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.6」のチラシはこちら>>>
12月15日(土)兵庫県の「姫路市男女共同参画推進センター“あいめっせ”」のチラシはこちら>>>