77回目の終戦記念日
「戦争ができる国」になろうとしているのか

77回目の終戦記念日を迎えました。
多くのメディアは、第二次世界大戦の惨禍を振り返り、後世に伝えていくことの重要性を伝えています。

そんな中にあって、今また「戦争」に向けての準備が着々とすすんでいることへの疑問についてはあまり報じられていないのがとても残念であり、大きな危惧を覚えます。

「防衛費2%への倍増」「核兵器禁止条約への非批准」「非核三原則の見直し論」「平和憲法の改憲論」「特定秘密保護法」etc.etc.

私には、確実に、そしてしたたかに「防衛のために戦争ができる国」に向かっているとしか思えません。

伊丹万作監督の言葉を思い出します。
「多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。
みながみな口を揃えてだまされていたという。(略)
自己の一切をゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。(略)
「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。
いや、現在でもすでに別のうそによってだまされ始めているにちがいないのである」
伊丹万作「戦争責任者の問題」
1946年8月『映画春秋』より

DVD「『どっこいショ』と時代を映る」がエル・ライブラリーのブログで紹介されました

三木啓子の2022年4月2日のブログでご紹介した「映画製作委員会」>
彼らを追悼したDVD「『どっこいショ』と時代を映(み)る」がエル・ライブラリーのブログで丁寧に紹介されました。

エル・おおさか(大阪府立労働センター)の4Fにある「エル・ライブラリー」(大阪産業労働資料館)
数少ない貴重な労働専門図書館で、市民ボランティアと寄付で運営をしています。
現在はコロナ禍で、来館は予約制となっているのが残念ですが、また自由に来館できる日がくるのを待っています。

エル・ライブラリー(館長・谷合 佳代子さん)のブログとメルマガ、TwitterでDVD「『どっこいショ』と時代を映(み)る」を丁寧にご紹介してくださいました。
ぜひ、リンクから原文をご覧ください。

1984年に神戸で生まれた「映画製作委員会」の歩みをまとめたドキュメンタリーを、本作の脚本・構成を担当された三木啓子さん(アトリエエム株式会社代表)から頂戴しました。

映画ファンを自認する谷合なのに、映画製作委員会のメンバーである鵜久森典妙、保木政男、高橋一郎という3人の名前を恥ずかしながら知りませんでした。
しかし、本作で次々と紹介されていく作品を見て、「あ、知ってる、知ってる」というものがいくつか。
特に「24000年の方舟」、「奇妙な出来事アトピー」は見覚えがありました。

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