たかじんのそこまで言って委員会

読売テレビで毎週日曜日13:30~15:00に放映されている「たかじんのそこまで言って委員会」という番組をご存知でしょうか。全国ネットではないので、一部放映されていない地域もあるようですが。歌手のやしきたかじんさんと辛坊治郎さん(読売テレビ解説委員)の司会で、8人のパネリストがテーマに沿って議論をする、というか、バトルトークをする、といった感じの番組です。
11月26日(日)放映のテーマの一つが「ハラスメント」。ということで、パワー・ハラスメント予防セミナー等を実施しているアトリエエムの三木にゲスト出演の依頼がありました。その収録が24日(金)の午後にあり、スタッフのAさん、Bさんと一緒に京橋の読売テレビに伺いました。
案の定、パネリストからは激しい意見が出ていましたが、「上司からのパワー・ハラスメントで苦しんでいる労働者がたくさんいること」「セクシュアル・ハラスメントもパワー・ハラスメントもひどい人権侵害であること」などを三木からはお話したのですが・・・視聴者の皆さんにきちんと伝わっているでしょうか。
11月26日の放映が楽しみなような、ちょっと怖いような、というのが正直な気持ちです。
ご都合がつきましたら皆さんもぜひご覧ください。また、ご感想もお待ちしています。

日本は42位・・・

日本は世界の中で「42位」。何の順位だと思われますか。
これは、女性の政治・経済分野への進出状況を測るGEM「ジェンダー・エンパワーメント指数」の世界における順位です。毎年「国連開発計画(UNDP)」が調査しており、今年も11月9日に2006年版「人間開発報告書」で発表されました。
ちなみに同報告書でのHDI「人間開発指数」は177国・地域の中で7位でした。2005年は11位、2004年は9位です。HDIは「長寿を全うできる健康的な生活」「教育」「人間らしい生活水準」という人間開発の側面を簡略化した指数で、具体的には「平均寿命」「教育水準(成人識字率と就学率)」「調整済み一人当たり国民所得」を用いて算出しています。ノルウェーが6年連続で1位です。
一方42位と振るわないGEMは、女性が政治及び経済活動に参加し、意思決定に参加できるかどうかを測るもので、HDIが人間開発の達成度に焦点を当てているのに対して、GEMは、能力を活用する機会に焦点を当てています。具体的には「国会議員に占める女性の割合」「専門職・技術職に占める女性の割合」「管理職に占める女性割合」「男女の推定所得」を用いて算出しています。2005年は43位、2004年は38位でした。1位はHDI同様ノルウェーです。
企業研修等で「パワー・ハラスメントセミナー」を実施していますが、参加者が管理職の場合は、ほとんどが男性で、女性はほんの数人です。全くいない職場も時々あります。そういう企業も、もちろん従業員のほとんどが男性というわけではありません。まだまだ悲しい現実ですが、でも女性の能力を活用しようとしている企業が増えつつあるのも事実です。「管理職や議員の半数は女性」という日をめざして、今自分ができる活動を着実に進めていこうと思います。

パワー・ハラスメントを知っていますか?

11月23日(木・祝)13:30~16:00に大阪・天満橋の「エル・おおさか」でセミナー「パワー・ハラスメントを知っていますか?」が開催されます。日頃は、会社等にお伺いして社員研修としてのパワー・ハラスメントセミナーを実施していますが、これは市民の方を対象としたセミナーで、どなたでも参加できます。
最近は新聞やテレビでも「パワー・ハラスメント」という言葉をよくみかけるようになりましたが、その実態はなかなかわかりにくいのが現状です。このセミナーでは、パワー・ハラスメントの現状、その対処法、そしてパワー・ハラスメントをおこさないためのコミュニケーションなどについてをお伝えします。この機会にぜひご参加ください。
定員は先着30人、参加費は1,000円(資料代含む)、申込は電話06-6353-3364(NPOアカデミック・ハラスメントをなくすネットワーク)へ。
主催は「マリー・フランス=イルゴイエンヌさん講演会関西実行委員会」です。私のブログでも何回かご紹介している「モラル・ハラスメント」という言葉の定義をされたフランスの精神科医・マリーさんの国際講演会を今年の2月に開催したグループです。今後「職場のモラル・ハラスメントをなくす会」を立ち上げて、職場でのモラハラ、パワハラを撲滅する活動を広げていこうとしています。
セミナーへの皆さんのご参加をお待ちしています。
チラシ(PDF)はこちらをご覧ください>>