「心の病」 労災申請が過去最多背景には職場の人間関係の悪化

140720blog
パワハラや長時間労働などでうつ病などの精神疾患にかかって、労災の申請をした人は1,409人(2013年度)。これは過去最多で、厚生労働省が公表を始めた2001年度と比較すると5倍以上に増えています。
そのうち、労災だと認定された人は436人、昨年より若干減少したものの、過去2番目の多さです。

原因で一番多いのは「嫌がらせやいじめ」で55人です。他にも「上司、同僚、部下とのトラブル」が23人、「セクシュアルハラスメント」が28人で合計106人となり、認定数の4分の1を占めます。
職場での人間関係の悪化が、メンタルヘルス不調の大きな要因になっていることが明らかになりました。
この発表に外国人労働者も危惧をしている、ということが報道されました。現在日本で働く外国人労働者は約72万人。国は、これから受け入れを益々増やそうとしているようですが、果たして安心して働ける職場環境だと胸を張って言えるのでしょうか。
さらには「残業代ゼロ法」の導入も検討されています。
全ての労働者が、健康で働ける職場環境を整えることがまずは重要だと思います。

平成25年度「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」はこちら>>>