続編『わたしとあなたと、黒い犬』

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パワハラを受けている被害者の方からのご相談も多いのですが、そのご家族や友人の方からのご相談もたくさん寄せられます。
「家族がパワハラを受けてうつ状態になっている、どう対応したらよいのでしょうか」と。

まずはご自分の考えや価値観をおしつけずに、じっくりとご本人のお話を聞くことが大事です。
同時に、支えているサポーターの方の健康も大切にしてください、とアドバイスしています。

ややもすれば、「何も力になってあげられない」と自分の力不足を責めたり、自分が楽しく暮らしていることに罪悪感を感じたりします。
でも、サポートをするためには、何よりもサポーターの心身の健康が第一なのです。
共倒れにならないためにも、自分の健康に気をつけて、そして専門家をはじめとする周囲の人たちの力を借りることが必要です。

アトリエエムでは、メンタルヘルス関連のセミナーも実施しています。お気軽にお問い合わせください。
マシュー・ジョンストンさんとパートナーのエインズリーさんが、家族などのサポーターのために描いた絵本です。
『わたしとあなたと、黒い犬』
マシュー&エインズリー・ジョンストン 著 岡本由香子訳
メディア総合研究所 2010年1月 発行

うつ病をわかりやすく描いた絵本『ぼくのなかの黒い犬』

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職場でパワハラを受けて、うつ病になる人が増加の一途をたどっています。
15人に一人が、一生のうちにかかるとも言われている「うつ病」。それぞれ症状の違いはあるものの、辛く、苦しい事には変わりません。
なぜこのような症状が続くのか、自分自身でも納得がいかず、なかなか回復しない状況にいらだち、悩み、自分自身を責めてしまいがちです。

そんな状況を「黒い犬」を登場させてわかりやすく解説した絵本が出版されました。
ちょっぴり愛嬌のある黒い大型犬がシャツのすそを引っ張ってジャマをしたり、体にのしかかって眠れなくしたり、急に現れてつきまとったり。。。
と、男性を苦しめます。そして黒い犬の大好物は、何とストレス!

イラストレーターのマシュー・ジョンストンさんが、20代半ばでうつ病に気付いてから軽快するまでの約20年間の経験を基に描いています。
うつ病特有の辛さや対処法などが、短い文章とあっさりとした絵で、わかりやすく描かれています。

「あなたや知人が黒い犬を連れているとしても、絶対にあきらめないで。現実を認め、家族や友人、医師の力を借りて根気よく歩き続けることで、必ず犬はしつけることができます」とマシューさんのメッセージ。
一度手にとって、ぜひご覧ください。お勧めの一冊です。
『ぼくのなかの黒い犬』マシュー・ジョンストン(オーストラリア在住) 著
メディア総合研究所 2009年11月 出版