2021年11月6日(土)に映画製作委員会のプロデューサー・鵜久森典妙さんが亡くなりました。享年73歳。
2019年に肝細胞ガンの再発がわかり、活動を続けながら手術と抗がん剤での薬物療法で病魔と闘っておられましたが、とても残念な結果となってしまいました。
「映画製作委員会」は、1984年11月に 鵜久森典妙さん、保木政男さん、高橋一郎さんの3人で神戸を中心とした自主製作グループとして生まれました。
核廃棄物を題材にした「24000年の方舟」(1986年33分)をはじめ、「もういいかい ~ハンセン病と三つの法律~」など多数のドキュメンタリー映画を製作。
それらは数多くのメディアで紹介され、国内外で高い評価を得てきました。
作品の根底には常に「命・人権・環境」という大事なテーマがあり、それを多くの人に届け、一緒に考えていきたいと願っておられました。
それはアトリエエムの思いとも共通しており、鵜久森さんと映画製作委員会さんには、2008年から研修用DVDをたくさん創っていただいていました。
ほぼ毎年創り続けてきて、12本になります。
「考えよう!ハラスメント」シリーズを初め、いつもとても丁寧に仕上げてくださっていて、感謝の気持ちでいっぱいです。
年に2~3回実施している「アトリエエム主催のハラスメントセミナー」でも、いつも写真撮影をしていただいていました。
また鵜久森さんは神戸・平野の「いちばぎゃらりぃ侑香」で毎年春に写真展も開催しておられました。
毎年テーマを変えて、17回。
阪神間などの身近な風景から、独自の視点で切り取った素晴らしい写真がいつも並んでいました。
このブログの写真も数多くご提供していただいていました。
映画製作に、写真撮影に、ゆかりんシネマに、そして活動弁士・井上陽一の公演と多方面にわたる様々な活動を熱心に、でも、さりげなくされておられた姿が目に浮かびます。
たくさんたくさんお世話になりました。
本当にありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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<鵜久森さんの訃報をお知らせしている新聞記事>
★神戸新聞(2021年11月12日)
★毎日新聞(2021年11月12日)
★朝日新聞(2021年11月13日)
★読売新聞(2021年11月13日)
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