セクハラ、パワハラ、DV、ストーカー、性犯罪、売買春などの暴力。
女性の3人に1人が職場で、体型や容姿を指摘される、性的な冗談や質問を受ける、体に触られるなどのセクハラを受けています。
女性の3人に1人が家庭で、パートナーから、殴られたりけられたりなどの身体的暴力だけでなく、「お前は何をやってもダメなんだ」などの人格を否定するような言葉による暴力や精神的暴力などを受けています。
どちらも半数以上の人が誰にも相談をせずに1人で我慢をしています。
性暴力も深刻です。
どこに相談をしていいかわからない、何回も同じことを説明しなければならない、セカンドハラスメント(二次被害)を受ける、などから被害者の多くが1人で悩み苦しんでいます。
被害者に対する診療やカウンセリングのほか、さまざまな相談を1か所で受け付ける「ワンストップ支援センター」があります。
大阪では2年半前に「性暴力救援センター・大阪(SACHICO・サチコ)」が設置されて、24時間体制で相談を受けています。
他の地域で設置されているのは、東京都、愛知県、佐賀県など。まだまだごくわずかです。
職場で、家庭で、社会で被害を受けた人に私たちはどのようなサポートができるのでしょうか。
そして、暴力の起こらない社会に向けて何をするべきなのでしょうか。
ということを、私も含めてみんなでもう一度しっかりと考える機会にしなければならないと思います。
11月12日(月)から11月25日(日)には、通天閣、京都タワー、東京タワーなどがパープルにライトアップされます。
「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。