謹賀新年

明けましておめでとうございます。
新型コロナウィルスの感染拡大が収まりません。
働き方や生活も大きな変化が求められるなか、研修や講演会もオンラインでのご依頼が増えてきています。
ハラスメントのない社会をめざして今年もより一層頑張ります。
本年もよろしくお願いいたします。
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昨年は残念ながら、映画館にはあまり行くことができませんでした。
それでもDVDを含めて、たくさんのいい映画に出会うことができました。
特に印象に残ったのは下記です。

「パラサイト 半地下の家族」
監督:ポン・ジュノ/韓国/2019年

「子どもたちをよろしく」
監督:隅田 靖/日本/2019年

「ビリーブ 未来への大逆転」
監督:ミミ・レダー/アメリカ/2018年

「たちあがる女」
監督:ベネディクト・エルリングソン/アイスランド・フランス・ウクライナ合作/2018年

「わが青春に悔いなし」
監督:黒澤 明/日本/1946年

第5次男女共同参画計画

12月25日に閣議決定された「第5次男女共同参画計画」。
これは2021~2025年度までの5年間の女性政策をまとめたもので、日本の今後のあり方を左右する非常に大事なものです。
政治経済や地域、教育など11分野を中心に89項目で数値目標を策定しました。

「選択的夫婦別姓」制度については文言すらなくなってしまい、橋本聖子男女共同参画担当大臣は、「3歩進んで2歩下がった」と話していますが、完全な「後退」と言わざるを得ないでしょう。
2002年以来の激しい論争が自民党内でもありましたが、結局は「家族・社会の多様化」を認める結果とならなかったのは非常に残念です。

「指導的地位に占める女性の割合」を30%にする、という目標も大幅に後退しました。
とりわけ政治分野でのジェンダーギャップ指数は144位とお粗末な状況です。

どちらかの性別が4割を下回らないなどと決めておく「クオータ制」は今から50年も前、1970年代に北欧でスタートしました。
現在では130の国と地域で様々な形で導入されています。
日本の女性割合は、衆議員で1割、参議院は2割と世界最低レベルです。

国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標、Sustainable Development Goals)。
これには2030年にゴールを定めた17の大きな目標が定められていますが、5番目は「ジェンダー平等を実現しよう」です。

しっかりとした政策を定めて実現に向けた計画を立てなければ、日本は世界の潮流からも大きく取り残されていくのではないかと思います。

残念ですが、ハラスメントセミナーを延期します

非常に残念なお知らせです。

11月20日の三木啓子のブログでお知らせしました「オンライン連続ハラスメントセミナー」。

2021年2月6日~10月2日に開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が拡大している状況を鑑み、誠に勝手ながら一旦延期することといたしました。

ご参加をご検討いただいていた皆様にはご迷惑をおかけすることとなり大変申し訳ございません。
何とぞご理解のほどよろしくお願いいたします。

状況を見ながら、また後日実施したいと思っています。
その時には改めてこのブログでもお知らせいたします。

コロナ禍においても、ハラスメントやメンタルヘルス不調の人が増加しています。
引き続きハラスメント防止の取り組みを進めていきたいと思っています。

皆さまもどうかくれぐれもご自愛ください。