日本航空(JAL)が4月から新制服を導入し、今まで「ヒールの高さは3~4㎝」としていた規定をなくすとのこと。今までJALはSTYLE BOOKで「客室乗務員はヒールの高さを3~4㎝、色は黒。グランドスタッフはヒールの高さを3~6㎝、色は黒」と定めていました。新しい靴規定では客室乗務員と地上職員、共にヒールを0㎝から可とし「黒の表革で、プレーンなデザイン」とすることから、ローファーやドライビングシューズなど、より動きやすい靴も着用可能となります。
背景には、三木のブログでも紹介をした石川優実さんたちが始めた「#Ku Too」運動がありました。SNSで広く運動を広げ、署名を厚生労働大臣に届け、尾辻かな子議員や小池晃議員が国会で質問をして…と様々な形で具体的な運動が展開されました。
女性の「健康管理」の観点からも、そして何より「マナー」という名の元に女性にのみヒールの着用を強要するのは「女性差別」であるという観点からも、この見直しは非常に喜ばしいことです。
他の航空会社やホテル業、冠婚葬祭業など、女性にヒールを義務付けている企業もぜひ見直しをしていただきたいと切に思います。