とても悲しいお知らせです

活動弁士の井上陽一さんが2021年2月9日に逝去されました。
82歳でした。

井上陽一さんは、活動弁士として40年以上にわたり600回を超える公演を続けてこられました。
晩年は、週3日透析治療を受けながら「声がでる限り、聞いてくれるお客さんがいる限り語り続けたい」と言って舞台に上がっておられました。

私もファンの1人として、井上さんと同い年の母とよく舞台を観にいきました。
舞台の後には、母も大河内傅次郎や片岡千恵蔵の事を懐かしそうに話してくれていました。
もう井上さんの舞台を観れないと思うととても残念です。
長年にわたって公演を続けてこられた井上さんに心から敬意を表したいと思います。

今頃は、往年の俳優さんたちと大好きなお酒を酌み交わしながら、映画談議に花を咲かせていることでしょう。

心よりご冥福をお祈りいたします。

井上陽一さんの訃報記事を掲載している神戸新聞(2021/2/18)はこちら>>>
その他、佐賀新聞、秋田魁、信濃毎日、山陽新聞、北國新聞など多数の新聞に掲載されています。

森喜朗会長は辞任を
差別を見過ごしていていいのでしょうか

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(以下組織委員会)の森喜朗会長から驚くべき女性蔑視の発言が飛び出しました。
翌日の「謝罪会見」でも全く「謝罪」とはなっておらず、辞任も否定しています。

そもそも何が悪かったのか、という根本的な事がわかっておられないのではないかと感じました。
「女は黙って、男が決めたことに従っていればいい」という意識が根底にあるのではないかとさえ思います。

さらに驚くのが組織委員会からも辞任を求める声があがらず、「この件に関してはIOCが決着したと公表したので、政府としてはこれ以上問題とはしない」という菅首相の国会での答弁です。

問われているのは、日本の「差別意識」なのです。
それをこのままうやむやにしてしまっていいはずがありません。
あらゆる差別を禁じているオリンピック憲章にも抵触する言動です。

辞任を求めるべきだと思います。
組織委員会からも辞任の声をあげていかねばならないと思います。