11月は過労死防止啓発月間
長時間労働の裏にパワハラ

兵庫県在住の前田和美さんが記者会見をしたのは7月2日でした。
息子の颯人(はやと)さんは、当時勤めていたゴンチャロフ製菓で長時間労働やパワハラを受けて2016年6月に自ら命を絶ちました。

颯人さんが労災認定をされた後も、会社はパワハラ等を認めませんでした。
そこには、長時間労働や大声での叱責を「当然」だとする誤った社風・慣習がありました。
ようやく会社はパワハラや長時間労働を認めて謝罪、そして今後20年間毎年再発防止の取り組みを報告するという提案をして、和解が成立したのでした。
それまでには、5年という長い長い年月を要したのです。
遺族の方の思いはいかばかりかと思うと胸が痛みます。

厚生労働省は、毎年11月を過労死防止啓発月間として各都道府県でシンポジウムを開催しています。
今年も10月~11月にかけて開催されますが、三木も福井県、岐阜県、三重県でのシンポジウムで基調講演をする予定です。

長時間労働の裏にはパワハラが存在します。
ハラスメントの適切な対応と防止対策について、具体的にお伝えしたいと思います。
詳細はセミナーのサイトをご覧ください。

◆福井会場のチラシはこちら>>>(pdf)
◆岐阜会場のチラシはこちら>>>(pdf)
◆三重会場のチラシはこちら>>>(pdf)
◆セミナーのサイトはこちら>>>

◆ブックレット『「働き方改革」で過労死はなくなるか ~労働現場の取材から~』のサイトはこちら>>>
*前田和美さんもインタビューに協力してくださっています*

8月8日(日)に変更
テレビ和歌山の放送日

8月1日の三木啓子のブログで、「コロナハラスメント」についての公開講座の模様がテレビ和歌山で放送されるとお伝えしました。

放送日が
8月8日(日)9:30から(再放送は18:00から)
に変更となりました。
また和歌山県のHPでも「きのくに21」が視聴できます。
ニュース全体は30分ですが、三木のセミナーの紹介部分は6分間ほどです。
セミナーの前後は、県の職員の方がコロナの相談体制などについて話をされています。

三木のセミナー部分
約16分20秒~22分20秒

放送地域以外の方も、ぜひ和歌山県のHPをご覧ください。
◆2021年8月8日「きのくに21」はこちら>>>

「コロナハラスメント」がテレビ和歌山で放送

連日、アスリート達のオリンピックでの活躍が報じられています。
それはそれで、アスリートのみならず関係者の方達の頑張りが伝わってきて、胸が熱くなります。

でもその横で、コロナの感染者数が日々過去最多を更新している、とも報じられています。
医療関係者の切迫した声、そして入院ができず自宅療養者数が増えていく現実。。。

このような悲惨な状況になるだろうという事は、多くの専門家たちが訴えていたにも関わらず、受け入れようとしなかった政府とそして私達一人ひとりに大きな責任があると思います。

そして残念なことに「コロナハラスメント」の相談も増加しています。
先日(公財)和歌山県人権啓発センターで「コロナハラスメントと人権侵害 ~雑談は心のオアシス~」と題した講義を行いました。
土曜日でしたが、多くの県民の方たちが参加してくださり、関心の高さがうかがえました。
もちろんみなさん感染対策をして、ソーシャルディスタンスをとっての参加でした。

その様子をテレビ和歌山が取材に来られました。
セミナーの様子、参加者へのインタビュー、三木へのインタビュー等が和歌山県の広報番組「きのくに21」で放送されます。
三木からは「コロナハラスメントを防ぐための4つのポイント」を具体的にお伝えしました。

8月15日(日)9:30から放送予定です(再放送は18:00)
放送される地域が限定されてしまいますが、ご覧になれる方はぜひどうぞ。