「過労死防止5カ条」をシンポジウムで提言しました企業は「長時間労働防止」のルール作りを!

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11月12日(水)に神戸で「過労死防止シンポジウム」が開催されました。
西垣迪世さんは、8年前に27歳の息子さんを過労で亡くされました。1か月に150時間を超える残業や、朝9時から徹夜して翌晩10時まで37時間連続勤務という、信じられないような働かされ方のため、うつ病を発症して休職と復職を繰り返していました。
こんな「過労死」があってはならない、と西垣さんたち遺族の方たちは、法律の制定を求めて55万人もの署名を集め、議会での意見書採択や国への要望など様々な取り組みを行ってこられました。

そして、この11月1日に「過労死防止法」が施行されました。8年以上もの多くの方たちの運動を経てようやく成立した法律をいかに実効性のあるものにしていくか、ということが私たちに今問われているのだと思います。
長時間労働を「個人の仕事の進め方」に矮小化するのではなく、組織として具体的に取り組むことが重要です。
長時間労働をさせるということは、遂行不可能な業務の要求であり、パワハラです。

シンポジウムで私は、「ハラスメントの防止」や「勤務と勤務の間は最低11時間の休息時間の保障」など5項目を「アトリエエムの過労死防止5カ条」として提言しました。
それぞれの組織で、労働者の健康と生命を守るために、具体的なルール作りをぜひ行っていただきたいと思います。
シンポジウムの様子を報じた神戸新聞は「141113kobe-shinbun.pdf」をダウンロード