11月は過労死防止啓発月間
長時間労働の裏にパワハラ

兵庫県在住の前田和美さんが記者会見をしたのは7月2日でした。
息子の颯人(はやと)さんは、当時勤めていたゴンチャロフ製菓で長時間労働やパワハラを受けて2016年6月に自ら命を絶ちました。

颯人さんが労災認定をされた後も、会社はパワハラ等を認めませんでした。
そこには、長時間労働や大声での叱責を「当然」だとする誤った社風・慣習がありました。
ようやく会社はパワハラや長時間労働を認めて謝罪、そして今後20年間毎年再発防止の取り組みを報告するという提案をして、和解が成立したのでした。
それまでには、5年という長い長い年月を要したのです。
遺族の方の思いはいかばかりかと思うと胸が痛みます。

厚生労働省は、毎年11月を過労死防止啓発月間として各都道府県でシンポジウムを開催しています。
今年も10月~11月にかけて開催されますが、三木も福井県、岐阜県、三重県でのシンポジウムで基調講演をする予定です。

長時間労働の裏にはパワハラが存在します。
ハラスメントの適切な対応と防止対策について、具体的にお伝えしたいと思います。
詳細はセミナーのサイトをご覧ください。

◆福井会場のチラシはこちら>>>(pdf)
◆岐阜会場のチラシはこちら>>>(pdf)
◆三重会場のチラシはこちら>>>(pdf)
◆セミナーのサイトはこちら>>>

◆ブックレット『「働き方改革」で過労死はなくなるか ~労働現場の取材から~』のサイトはこちら>>>
*前田和美さんもインタビューに協力してくださっています*