パワハラ防止 大企業は20年6月1日
中小企業は22年4月1日から義務化

厚生労働省は、10月28日(月)の労働政策審議会で、女性活躍・ハラスメント規制法を施行する日程案を示しました。
パワハラの防止は、大企業で2020年6月1日から、中小企業は2022年4月1日から、それぞれ義務化されます。厚労省が今後政令を定める予定です。

現在、労政審ではパワハラに該当する行為の具体例などを盛り込んだ指針を検討しています。
が、10月29日付けのブログでもお伝えしたように、指針素案は非常にひどい内容です。

今後の労政審の動きに、皆で注目していくことが必要です。

ハラスメント防止の指針素案
附帯決議の尊重を!

職場のハラスメント対策の強化を目的として「女性活躍・ハラスメント規制法」が、5月29日に改正・成立しました。
現在、厚生労働省の労働政策審議会(雇用環境・均等分科会)で指針の内容について審議されています。年末までにはとりまとめて公表される予定です。

が、先日10月21日(月)に厚労省から示された「職場におけるパワーハラスメントに関して雇用管理上講ずべき措置等に関する指針の素案」(指針素案)が非常にひどい内容で、とても驚いています。

まず、パワハラの定義をとてもとても狭いものにしています。
またフリーランスや就職活動中の学生へのセクハラは、防止対策を企業の義務とはせず、「必要な注意を払うよう配慮」を求めることにとどめています。
カスタマーハラスメントや性的指向・性自認の望まぬ暴露(アウティング)についても、雇用管理上の取り組みについて言及はしていますが、非常に限定的、わかりにくい内容となっています。

何よりも法改正にあたっては、国会で様々な審議が行われ、衆議院・参議院の両院で附帯決議が付されました。この付帯決議は、与野党一致で決議されたもので、尊重されるべきものです。が、指針素案ではきちんと反映されてはいません。
例えばパワハラの判断に際しては「平均的な労働者の感じ方」を基準としつつ「労働者の主観」にも配慮すること、とされていますが、指針素案では「労働者の主観」は排除されています。

この指針素案では、対象となるパワハラの範囲を非常に狭く捉えて、使用者・労働者双方にとってかえって混乱を招き、パワハラを防止する実効性のあるものには全くなってはいません。

アトリエエムは、重大な問題のある指針の策定に強く反対し、抜本的な修正を速やかに講じるように求めます。

講義とロールプレイで
より理解を深めたセミナーに

10月18日(金)のアトリエエムのセミナー「法律の改正に向けて~ハラスメントの対応と防止対策~」には、今回も各地から多くの方が参加してくださいました。

まず弁護士の中村衣里さんから今春成立した、パワハラの防止を企業に義務付ける「労働施策総合推進法」等の法律と指針、さらにはILO(国際労働機関)で採択された条約等について、とてもわかりやすく解説していただきました。

午後からは三木から相談対応とロールプレイ、そして行為者ヒアリングの対応とロールプレイ、さらに防止対策等について具体的にお伝えしました。
随時参加者から質問も活発に出されて、とても実践的なセミナーとなりました。

<参加者のアンケートの一部をご紹介します>
◆パワハラ防止の法律ができたとはいえ、1つの法律ではないのでわかりにくかったのですが、中村さんがポイントを絞って解説してくださったので、かなり理解できました。
◆法律の改正の講義は、法的な側面から意義あるものでした。法務部の大切さを痛感しました。
◆事例、裁判例、ロールプレイ等で理解を深めることができました。
◆相談員という立場(役割)を与えられて2年半ほど経ちますが、相談員としての能力向上(スキルアップ)の機会は初めてでした。非常に有意義で、明日から実践しようと思います。
◆従業員の少ない会社であまり「ハラスメント」が表立ってなかったのですが、最近あった事例の際に対応に困りました。やはりこのようなセミナーを受けて、組織としての準備対応マニュアルが必要であると感じました。
◆ハラスメントの相談を受ける側としてどう対応するのか、ポイントがわかりやすく学べた。
◆気づかされることが多かった。行為者へのヒアリングが難しかった。いずれにしても、傷つく誰かがいる。ハラスメントが起こらない環境づくりが1番大切と思った。

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今後もあらゆるハラスメントの防止にしっかりと取り組んでいきたいと思います。

「沖縄・辺野古 2019年2月25日」西宮で写真展

2019年2月24日-この日を覚えておられますか。

沖縄県で、「名護市辺野古の米軍基地建設に必要な埋め立てに対する賛否を問う」県民投票が行われた日です。

反対が40万票を上回り、投票総数の7割を超えました。
この写真展はその翌日からの数日間、辺野古や普天間等を捉えた鵜久森典妙さんの写真展です。
壁面いっぱいに展示された写真を見て、何を思い、感じるでしょうか。

ぜひ一度のぞきに行ってください。

鵜久森典妙写真展
「沖縄・辺野古 2019年2月25日」

【とき】 
10月9日(水)~10月29日(火)10:00~17:00(平日のみ)
*土日祝はお休み
*最終日は16時まで
【ところ】
西宮ギャラリー手作りの店サヤ
兵庫県西宮市今津山中町7-22
TEL 0798-34-2039
【アクセス】
阪神久寿川駅北出口徒歩3分(一つ目の信号を左へすぐ)
阪急、阪神今津駅より東へ徒歩8分

*特別上映「ドキュメント沖縄戦」を10月19日(土)11時~上映

*「沖縄・辺野古」の案内チラシはこちら>>>
*写真展を紹介した神戸新聞(10/10)はこちら>>>

アトリエエムの
ハラスメントセミナーに参加しませんか!

ぜひ知っておいて欲しい内容
定期的に実施している「アトリエエムのハラスメントセミナー」は、いつもとても好評です。特に今回は6月に公布された「女性活躍推進法」「労働施策総合推進法」などの5本の法律、附帯決議、指針について「特別講義」として弁護士の中村衣里さんからわかりやすく解説していただきます。

パワハラ防止に取り組むことを義務づける法律が、来年4月から施行される見込みです。LGBTの人たちに対するハラスメント、性的指向・性自認の望まぬ暴露「アウティング」も事業主の雇用管理上の措置になります。「カスタマーハラスメント」への対応やセクハラ防止策の強化等も盛り込まれる予定です。
 
非常に重要な法律が施行される予定です。職場の担当者にはぜひ知っておいて欲しい内容です。

「防止」と「対応」は「車の両輪」
午後からは、三木からハラスメントの相談対応、行為者ヒアリング、防止対策などについて、ロールプレイを通して具体的にお伝えします。ハラスメントの取り組みで重要なのは、「防止」と「対応」です。まさに「車の両輪」と言ってもいいでしょう。

法律の改正後には、職場でのパワハラ、セクハラなどの相談がますます増えると予想されます。その時にいかに適切に迅速に対応するかが、組織として問われてきます。

ロールプレイは2人1組で
相談対応について解説した後に、2人1組になっていただき、相談員役、相談者役になってアトリエエムが準備したシナリオに沿って、相談対応のロールプレイをしていただきます。

 
このロールプレイはとても重要です。相談対応を実際にしていただくことで、わかっていたつもりの相談対応が難しく感じることもあるでしょうが、同時に自信をつけていただくことにもつながっていきます。相談員の方にはぜひ自信を持って相談対応にあたっていただきたいと思います。

適切な行為者ヒアリングとは
続いて「行為者ヒアリング」です。相談者から相談をうけた「相手方」に事実の確認をする事が必要です。糾弾したり問い詰めたりしているだけでは、適切な対応とはいえないでしょう。注意点をお伝えしながら、実際に行為者ヒアリングのロールプレイをしていただきます。

 
最後に防止対策について、ガイドライン作成のポイントや裁判例などについてお伝えします。
 
楽しく学べるセミナーです。ぜひご参加ください

セミナーのチラシ(お申込書付き)はこちら>>>

詳細はこちら>>>

#KuToo

日本語の「靴(くつ)」と「苦痛(くつう)」をかけて、英語の#MeTooをなぞらえた言葉、#KuToo(クツー)。

日本の職場で女性がハイヒールやパンプスの着用を義務づけられていることに抗議する社会運動です。
6月3日には1万8000を超す署名を集めて厚労省に提出しました。6月5日には、根本厚労相が国会で、この問題についての尾辻かな子議員の質問に、玉虫色の答弁で答えています。

またこの運動は同時に「女性にのみヒールのある靴を強制するのは性差別。雇用主には、強制をやめさせてください」と、女性差別でもあるとも言っています。

まさにその通りだと思います。しかし、経団連での各社社長の意見は、様々です。

女性差別という観点からも、ダイバーシティの観点からも、自分たちの足元を今一度見直してみる必要があると思います。

「STOP! ハラスメント ノート~法律改正の概要とポイント~」を作成しました。

「STOP! ハラスメント ノート ~法律改正の概要とポイント~」を作成しました。

パワハラの防止に取り組むことを義務づける法律「労働施策総合推進法」や「女性活躍推進法」など5本の法律が改正、公布されました。

法律の改正の概要とポイントをA5サイズでコンパクトにわかりすくまとめたノートブックを作成しました。
アトリエエムのHPからダウンロードできます。

ご希望の方には郵便でお送りいたします。
ハラスメント防止の取り組みにぜひご活用ください。

【A5判/6頁/2019年7月発行】

【CONTENTS】
1-2頁 パワハラーパワハラの防止は事業主の措置義務に
3頁 セクハラ-就活中の学生へのセクハラも対象に
4頁 女性活躍-数値目標策定を中小企業に拡大
5頁 カスハラ-カスハラへの対応ガイドラインを策定
6頁 ILO-ILOでハラスメント禁止条約採択

【製作・著作】アトリエエム株式会社

*ノートブックの送付をご希望の方は、ご連絡ください。
(1団体 3部まで/送料無料)

【ダウンロードはこちらから】
アトリエエムのサイト

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10月18日(金)のアトリエエムのセミナー「法律の改正に向けて ~ハラスメントの対応と防止対策~」では、今回改正されたパワハラの防止法と指針について、中村衣里弁護士に詳しく解説していただきます。

その後、三木が相談対応と防止対策についてロールプレイを交えて具体的にお伝えします。
ぜひご参加ください。
セミナーのチラシ(お申込書付き)はこちら>>>

ハラスメント禁止条約
ILO-初の国際労働ルールを採択

創立100周年を迎えたILO(国際労働機関)の6月21日の総会で、「仕事の世界における暴力とハラスメント」に関する条約と勧告が圧倒的多数の支持を得て採択されました。ハラスメントに特化した初めての国際労働基準で、とても画期的な条約です。

採択の背景には、セクハラや性暴力を告発する「#Me Too」運動の高まりもあります。女性に限らず、すべての人に対するハラスメントをなくそうと、各国が一致してセクハラ・パワハラ対策の法整備を進めることをめざしたのです。

条約の採択では日本は、政府と連合は賛成、経団連は棄権しました。

条約では、ハラスメントを「身体的、心理的、性的、経済的被害を引き起こす、または引き起こしかねない、様々な受け入れがたい振る舞いや慣行」と定義。
さらに、職場だけでなく、出張先や通勤中、SNSなどでのコミュニケーションなどでも適用されるとしています。
対象者は、正規の従業員のほかインターンやボランティア、それに仕事を探している人も含まれています。
加盟国には暴力・ハラスメントを禁止し、使用者に防止措置を求める法整備や被害者の保護・救済を義務づけています。

ILO加盟国の一員として、日本も条約の早期批准に向けて、禁止規定を含めた国内法のさらなる整備を進めていくことが必要だと思います。

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10月18日(金)のアトリエエムのセミナー「法律の改正に向けて ~ハラスメントの対応と防止対策~」では、2020年4月から施行されるパワハラの防止法などについて、対応と対策について具体的にお伝えします。
ぜひご参加ください。
セミナーのチラシ(お申込書付き)はこちら>>>

パワハラ防止法が成立
企業はより具体的な対応と対策を

職場のハラスメント対策の強化を目的として「女性活躍・ハラスメント規制法」が、5月29日に参議院で可決、成立しました。労働施策総合推進法、男女雇用機会均等法、育児・介護休業法など5つの法律が一括改正されたもので、2020年4月から施行される予定です。
企業には、今まで以上により具体的な対応と対策が求められます。

アトリエエムは、10月18日(金)に「法律の改正に向けて ~ハラスメントの対応と防止対策~」を開催します。
中村衣里弁護士に「法律の改正と指針」について詳しく解説をしていただき、その後三木からハラスメントの対応と防止対策について具体的にお伝えします。
今回の法律改正で皆さんの関心はとても高く、お申込みを多くいただいています。
ぜひ早めにお申込みください。

セミナーのチラシ(お申込書付き)はこちら>>>

三木の見解と法改正の概要は下記です。

【三木の見解】
今回の法改正では「パワハラ行為自体の禁止」は盛り込まれませんでした。よって決して十分な対策ではありません。
しかしながら、何ら法的な対策がなかった現状からは、一歩とまでは言えませんが、半歩前進にはなるのではないかと考えます。

ILO(国際労働機関)は2018年6月の総会で「仕事の世界における暴力とハラスメント」に関する条約を策定する方針を確認し、2019年の総会で再度議論を行うこととなりました。
条約が採択されれば、ハラスメントに特化した初めての国際労働基準が生まれます。
日本が批准するためには、国内の法律に今回の改正内容だけでなく「ハラスメント行為の禁止」等を盛り込むことが必要です。

【パワハラ】
国、事業主、労働者はパワハラの防止に努めなければならないと法律に明記されました。事業主は研修の実施、被害を受けたと相談した労働者に対して解雇等の不利益な取扱いをしない、労働者は他の労働者に対する言動に注意を払うこと等です。
指針には相談窓口の設置、社員研修で再発防止を図る、加害者の懲戒規定の策定等が想定されています。
附帯決議では、LGBTを初めとするセクシュアルマイノリティの人たちへのハラスメントとアウティングも対象とすることが決定しました。
相談体制の整備など具体的な内容は、今後労働政策審議会で議論し、指針で定められる予定です。

【セクハラ】
国、事業主、労働者はセクハラ、マタハラの防止に努めなければならないと明記されました。被害を受けた労働者に対して、解雇等の不利益な取扱いをしないことも法律で示されました。
自社の社員が他社の社員にセクハラをしたこと、また自社の社員が他社の労働者にセクハ ラをして被害者の事業主から解決に向けた協力を求められた場合は、事業主は応じなければならないとされています。
指針では、就職活動中の学生やフリーランスに対するセクハラ防止も盛り込まれます。

【カスハラ】
顧客や取引先からの悪質なクレーム、いわゆる「カスタマーハラスメント」(カスハラ)の防止が、附帯決議で指針に明記することとされました。

【女性活躍】
中小企業での女性の登用を進めるために、女性登用の数値目標をつくる対象企業を、現行の従業員301人以上から101人以上に拡大されました。

「そして、こうべ」鵜久森典妙 写真展 5月11日まで
写真展「沖縄・辺野古 5427」も同時開催

映画プロデューサー・鵜久森典妙さんの写真展「そして、こうべ」が今年もスタートしました。
神戸・平野の「いちばぎゃらりぃ侑香」で毎年GWの頃に開催して、今年で15回目を迎えるそうです。

神戸で映画を創り続けている鵜久森さんならではの視点で切り取った、神戸の街が、海が、山が、語りかけてくるようです。

新しい、あるいは懐かしい、神戸に出会えることと思います。

そして今年はもう一つのとても興味深い写真展「沖縄・辺野古 5427」も同時開催です。
72%の県民が「辺野古反対」と投じた2月24日の沖縄県民投票の日からの数日間、辺野古や普天間等のルポ風の写真です。
米軍基地の問題は、沖縄だけの問題ではなく、私たち一人ひとりがもっとしっかりと考えて行動しなければならない、と改めて感じます。
皆さんは、これらの写真から何を思い、感じるでしょうか。

ぜひ2つの写真展をのぞきに行ってください。

*5月4日(土)には、活動弁士・井上陽一さんによる「活弁ライブ」が開催されます。
鵜久森典妙写真展15周年特別企画です。
1937年(昭和12年)の無声映画「血煙り 高田の馬場」(50分)を井上さんの名調子でお楽しみください!
①11:00~  ②13:30~
*必ず事前にご予約ください。(15席)
TEL 078-361-5055(11:00~17:00)
木戸銭 1,000円

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鵜久森 典妙 写真展 第15回 「そして、こうべ」
同時開催「沖縄・辺野古 5427」

【とき】 4月27日(土)~5月11日(土) 11時~18時
【ところ】 いちばぎゃらりぃ侑香 (TEL:078-361-5055)
 神戸市兵庫区神田町38-22
【アクセス】 JR三ノ宮駅より神戸市バス7系統乗車
 JR神戸駅より7、9、110系統乗車 平野バス停下車(東へ100mのところ)

*「そして、こうべ」のチラシはこちら>>>
*「沖縄・辺野古 5427」のチラシはこちら>>>
*「血煙り 高田の馬場」のチラシはこちら>>>

*写真展を紹介した神戸新聞(2019年5月3日)の記事はこちら>>>