スイスの国際機関「世界経済フォーラム」が各国の男女格差について調査をした結果を発表しました。
日本は153か国中、121位!
これは過去最低の順位です。G7での最下位は毎年のこと、昨年の110位よりも11位順位を下げました。
指数は政治、経済、教育、健康の4つの分野で女性の地位を分析し、総合順位を決めていますが、日本は特に政治と経済分野での男女格差が大きいのです。
政治は、144位、経済は115位。女性の管理職やリーダーの少なさ、低収入等が響いています。
誰の意識にもあからさまな「女性差別」というものはもしかするとないのかもしれません。
しかしながら「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」というものがまだまだあるのではないでしょうか。
現在、企業に占める女性の割合は、部長級で6.3%、課長級で10.9%です。
10人の男性の中に女性が1人いれば「お人形扱い」、2人いれば「仲たがいさせられる」、3人いて初めて「自分」になれる、という言葉もあります。
3割に達すれば組織は確実に変わっていきます。
セクハラ、マタハラ等の主に女性が被害を受けているハラスメントを防止することにもつながります。
まずは、職場におけるアンコンシャス・バイアスを払拭して、男女格差をなくすことが求められると思います。もちろんこれは、男性だけでなく、女性の意識も変えなくてはならないと思います。
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