DVD新発売!「行為者へのヒアリング」

110904blog
お待たせしました!半年ぶりに新しいDVDをお届けします。
このDVD「解決に向けた相談体制から防止対策まで」では、カウンセリングマインドを持って相談を受けることの重要性や最新の事例・判例、行為者へのヒアリングやガイドライン作成等について丁寧に解説しています。
また、社会的勢力を背景としたハラスメントの問題性や、学習性無力感を伴う相談者の心理などについてもお伝えしています。

相談の受け方、行為者へのヒアリング、メンタルヘルス、最新の判例などについて丁寧に解説している「三木啓子のハラスメント相談員セミナー」は毎回とても好評です。
それらのセミナーを収録、パワーポイントの資料も挿入してわかりやすく編集したものです。

今回はハラスメントシリーズの第4作目。4作のDVDにはそれぞれ特徴があります。
管理職、相談員、従業員のハラスメント研修など、ニーズに応じて活用ください。

=====
最新作!vol.4 行為者へのヒアリング
「解決に向けた相談体制から防止対策まで」

vol.3-ガイドラインの作成
「適切な相談対応から防止対策まで」

vol.2-メンタルヘルス対応
「相談員に求められるメンタルヘルスの知識と相談対応」

vol.1-ハラスメントの基礎から
「企業の緊急課題であるパワハラ・セクハラへの対応」

=====
「三木啓子のハラスメント相談員セミナー」DVDのチラシはこちら>>
DVDの詳細はこちら>>
HPのサンプル映像もぜひご覧ください。

「行為者への処分は無効」という判決

110813blog_2
ハラスメントの行為者の処分に関して、大変重要な判決が出されました。
1つ目は京都市に対する判決です。
複数の女性職員へのセクハラ発言やタクシーチケットの不正流用などがあったとして、京都市は男性職員を懲戒免職としました。
ところが、男性職員がこの処分を不服として京都市に対して、処分取り消しを求めて提訴。一審の京都地裁は、処分は妥当との判決。
男性職員は不服として控訴、二審の大阪高裁は、懲戒免職は重すぎるとして、処分を取り消す判決を出しました。(大阪高裁/2010年8月26日)(京都市が上告)

2つ目は京都教育大学に対する判決です。
女子学生に対して、集団での性的暴行があったとして、京都教育大学は6人の男子学生を無期停学の処分としました。
このうち、4人の男子学生が、この処分を不服として大学に対して、処分取り消しを求めて提訴、京都地裁は、処分は無効との判決を出しました。(京都地裁/2011年7月15日)(京都教育大学が控訴)

私は、どちらも納得のいかない判決であると思います。
しかし、ここで大事な点は、どちらの判決も行為者に十分な弁明の機会が与えられなかった、と判断している点です。
ハラスメントの対応においては、行為者へのヒアリングや処分を決定するときのプロセスが大変重要であるということです。

ハラスメントが起こったとき一番大切なことは、まずは被害者の心身の保護です。
加えて、行為者への対応も非常に重要となります。
被害者をサポートしている人とは、別の人が行為者を担当することが必要です。
ハラスメントへの対応は、迅速さが重要ですが、行為者と被害者の主張は食い違うことも多く、ヒアリングでは慎重な対応が要求されます。
適切に対応できる体制を日頃から整備しておくことが重要だといえるでしょう。

ハラスメントへの対応は、想像以上に多大な労力を要します。
だからこそ、一番大切なのが、日頃からハラスメントを起こさせない「防止」に努めることは言うまでもありません。

ハラスメント防止セミナー(団体研修)はこちら>>>

1月27日(金)「相談員セミナーvol.5」開催決定!

110730blog
6月24日の「三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.4」は大変ご好評でした。
実施後すぐに、多くの方から次回のセミナーのお問い合わせをいただきました。

次回のセミナーの開催が決定いたしました。ぜひご参加ください。
<三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.5>
●日時:2012年 1月27日(金) 12:30~16:30
●会場:大阪産業創造館 5階 研修室AB  大阪市中央区本町1-4-5
●講師:三木 啓子 (アトリエエム株式会社代表取締役 産業カウンセラー)
●参加対象:ハラスメント相談窓口担当者、人事・総務担当者、CSR担当者等
●参加費:9,000円(税込)
●定員:30人(先着順)
●主催:アトリエエム株式会社

自治体や大学でハラスメントの相談を受けて、行為者を処分したところ、行為者がその処分を不服として起こした裁判に対して、処分の取り消しを命じる判決が最近相次いで出ています。
1月27日(金)のセミナーでは、相談を受ける時の対応、メンタルヘルスの知識、行為者へのヒアリングのポイントなどについて、ロールプレイを交えて丁寧にお伝えいたします。
加えて、最近の判決にそって組織の防止対策などについても解説いたします。
先着順ですので、お申し込みはお早目にどうぞ。

また、6月24日の「三木啓子のハラスメント相談員セミナー vol.4」の模様が、7月8日の読売新聞(朝刊)に掲載されました。
「心の労災」というタイトルで、パワーハラスメントの現状と対策について取材された2日間の連載記事です。
HPにアップしていますので、ご覧ください。

「三木啓子のハラスメント相談員セミナー vol.5」のご案内はこちら>>>
読売新聞の記事をアップしている「新聞・ミニコミ」のページはこちら>>>

「ここが知りたかった!ハラスメントQ&A」新発売!

110703blog
大好評のアトリエエムのポケット冊子。「みんな、まじめに楽しく働きたい」「セクハラ・プリベント」は全国各地の企業、行政機関、教育機関、労働組合等でご活用いただいています。
多くの方からのご要望にお応えして、今回はQ&Aスタイルのポケット冊子を作成しました。
「パワハラ」「セクハラ」「対応と防止対策」と3つの章で構成。
基礎知識から組織の防止対策まで、今、皆さまが最も知りたい疑問を10問厳選して、三木啓子が明確にお答えしています。

すでに1,500冊のご予約をいただいています。
経営者・管理職から従業員まで、一人に1冊、ハラスメントのない豊かな職場環境をつくるためにぜひご活用ください。

<Q&Aより>
Q2.厳しい指導はパワハラになるのですか?
Q5.セクハラになる場合とならない場合があるのですか?
Q9.メンタルヘルスの問題はパワハラと関係がありますか?
Q10.ハラスメントのない職場にするためにはどうすればよいですか?

ポケット冊子の詳細はこちら>>>
また、日経ウーマンオンラインにわかりやすい「実例で見るセクハラ・パワハラの基礎知識」を短期連載しています。(2011年6月30日~)ご覧ください。
日経ウーマンオンラインはこちら>>>

解決に向けた相談体制から防止対策まで

110626blog2
6月24日(金)に実施した「三木啓子のハラスメント相談員セミナー vol.4」では、皆さん熱心に講義を聴き、ロールプレイに取り組んでおられました。
東京や中国地方など遠方からも参加され、ネットワークを広げる良い機会にもなっていました。

「ロールプレイを含めた分かりやすい説明で大変有意義なセミナーでした。今後の相談体制のあり方を改めて検討したいと思います。」
「職場でもハラスメント防止の教育を受けていますが、知識として入っていただけで、実際に起こった場合は、その知識だけでは解決できないことを、ロールプレイにより実感しました」
「基礎知識、実技指導、判例と、それぞれがとても充実した内容でした。」
などの感想が寄せられました。

今回のセミナーを収録したDVD「三木啓子のハラスメント相談員セミナー vol.4」は近日完成。今回残念ながら参加できなかった方は、DVDをぜひご活用ください。
これまでに製作したDVD「三木啓子のハラスメント相談員セミナー」シリーズも大変ご好評で、企業や大学等の研修で幅広く活用されています。

アトリエエムでは、ニーズに応じたセミナーやDVD、ポケット冊子の製作等を通して、ハラスメントのない職場環境整備のサポートをしています。
詳細はお気軽にお問合せください。

DVDとポケット冊子の詳細はこちら>>>
団体研修(講師派遣)のお問い合わせはこちら>>>

「セクハラ・プリベント」を活用して社内研修

110612blog_3
厚生労働省は6月を「男女雇用機会均等月間」と定めて、セクハラ防止やポジティブ・アクションの取り組みを推進しています。
各社で様々な取り組みがなされていますが、飲料メーカーのN社では6月を「ハラスメント・ゼロ月間」として、社内で研修を実施。全社員にポケット冊子「セクハラ・プリベント」を配布して、研修のテキストとして活用しています。
そうしたなか、セクハラの防止を指導する機関である労働局が、セクハラを放置していた、ということが先日報道されました。
山形労働局は、7年間にわたって非常勤の女性職員にセクハラ行為を繰り返していた男性職員3人を懲戒処分にしました。長期間にわたってセクハラ行為を放置していたこと、さらにその後の対応の遅さは大きな問題です。
セクハラやパワハラなどが職場内で起きたときには、少なくとも以下の三点における迅速な対応が必要です。
一つ目は、被害者の保護です。被害者が安全に安心して仕事ができる環境を保障すること。噂や誹謗・中傷から守ることも含みます。
二つ目が、加害者に対する処分と指導・教育。
三つ目が再発防止です。全従業員に対する研修の実施や相談体制の整備をしっかりと図ることです。業務の分担や職場環境、組織のあり方の見直しも忘れてはなりません。セクハラもパワハラも個人の問題ではありません。職場に原因や背景が必ずあります。それを根本から見直さずに、表面的な対応だけですませていては、ハラスメントはなくなりません。
6月24日(金)の「三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.4」では、再発防止に向けた具体的な取り組みについてもお伝えします。
締め切り間近です。お申込みはお早目にどうぞ。
セミナーの詳細はこちら>>>

パワハラ(いじめ・嫌がらせ)を受けたと4万人が相談

110605blog
4万人もの人が「職場でいじめや嫌がらせなどのパワー・ハラスメントを受けた」と各地の労働局に相談に訪れました。セクシュアルハラスメントについても12,000人が相談をしています(いずれも2010年度、厚生労働省発表)。
職場でパワハラやセクハラを受けても、誰にも話せずに一人で苦しんでいる人が大勢います。労働局など外部の相談機関に助けを求める人もいますが、自分の職場の相談窓口を訪れて、解決することができればどれだけ早く元気に働くことができるでしょうか。信頼できる相談窓口の存在は、安心して働くことにつながります。それがハラスメントの抑止力となり、防止へとつながっていくのです。
6月24日(金)の「三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.4」では、ハラスメントの適切な相談の受け方に加えて、行為者へのヒアリング、メンタルヘルス、防止対策などについて、ロールプレイもまじえて、具体的に丁寧にお伝えします。
同じ会社からの複数回のご参加も増えています。ハラスメント相談員の方だけではなく、人事、総務、CSR担当の方、各部署の管理職の方、また、労働組合や各種団体等の方たちもぜひご参加ください。
先着順ですので、お申し込みはお早目にどうぞ。
=====
<三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.4>
 ~解決に向けた相談体制から防止対策まで~

●日時:2011年 6月24日(金) 12:30~16:30
●会場:大阪産業創造館 5階 研修室AB  大阪市中央区本町1-4-5
●講師:三木 啓子 (アトリエエム株式会社代表、産業カウンセラー)
●参加対象:ハラスメント相談窓口担当者、人事・総務担当者、CSR担当者等
●参加費:9,000円(税込)
●定員:30人(先着順)
●主催:アトリエエム株式会社

<プログラム>
■1部【相談における対応とメンタルヘルスの知識】
相談の受け方と行為者に対するヒアリングの留意点、ハラスメントを原因とするメンタルヘルス疾患への対応など

■2部【ロールプレイ・実習指導】
相談対応の実習、行為者へのヒアリングなど

■3部【ハラスメントの事例・判例と防止対策】
最新の事例・判例の解説、ガイドライン作成のポイント、「アトリエエムのハラスメント防止5カ条」にそった防止対策など

チラシ(参加申込書付)はこちら(PDF)>>>
厚生労働省の発表データは下記をご覧ください
いじめ・嫌がらせの相談データはこちら>>>
セクシュアルハラスメントの相談データはこちら>>>

「性暴力」 被害者の気持ちを受け止めて

110515blog_4
昨日5月14日(土)に大阪で開催されたシンポジウム「性暴力~どう防ぎ、どう救う~」に参加しました。
自分の被害を公表して、性暴力防止を訴えている小林美佳さんのもとには、被害を受けた人たちから、毎日何十通ものメールや手紙が届くといいます。
その数3,000人以上。小林美佳さんは、一人ひとりの思いを受け止めて、全ての人に丁寧に返事を返しています。

被害を受けた半数以上の人が「誰にも話していない」と。誰にも相談をすることができず、一人で孤独に苦しんでいる。どれだけ辛いことでしょう。本当に胸が締め付けられる思いです。
加害者ではなく、反対に被害者を責める人もいまだに多いのです。「夜遅くに歩いていたから」「お酒に酔っていたから」と。ようやく相談をした相手から「誰にも言わない方がいい」と口止めされた人もいます。
周囲の人からのセカンドハラスメント(二次被害)によって、さらに苦しめられる被害者が大勢います。

パネルディスカッションの最後にパネリスト4人が、性暴力防止に向けての一言をそれぞれ色紙に書きました。
小林美佳さんは「♡(ハートマーク)」。まずは「被害者の気持ちを受け止めて、理解してほしい」。そして「防ぐのも、支えるのも人の力」と。

パネルディスカッションの後は、「PANSAKU」さんのミニライブ。ぱんさん(ヴォーカル&ギター)は、7年前に性暴力を受けました。
その事件は間もなく「時効」を迎えます。今の心境をゆっくりと静かに語ってくれました。
心の奥底にしみわたる本当に素敵な歌声とギターでした。

とても残念だったのは、参加者の半分位の人がぱんさんのミニライブを聴かずに帰ってしまったことでした。
被害を受けた3,000人の人たち。加害者は半数が顔見知りです。その中でも一番多いのが「職場関係」。
性暴力はセクシュアルハラスメントです。
みなさんの職場では、誰もが本当に安心して働ける環境になっているでしょうか。
私はこれからも「セクハラのない職場づくり」をしっかりとサポートしていきたいと思います。

『Building(ビルディング)』  鵜久森典妙写真展

110505blog
『街路樹』『接写でござる』と毎年5月に写真展を開催している鵜久森典妙(うくもりのりたえ)さん。
今年はどんな世界に出会えるかとワクワクしながら神戸の平野に出かけました。
とっても迫力があって、でも少しはかなさが漂っていて、なんだか不思議な面白い世界でした。

映画プロデューサーの鵜久森さんは、医療や環境問題をテーマにしたドキュメンタリーを長年にわたって製作しています。
その中でも『24000年の方舟』は、原子力発電の放射性廃棄物の実態に鋭く迫った映画です。
福島第1原発の放射能事故が起こる遥か前の1986年に、「トイレのないマンション」と形容される原発の抱える問題を指摘しています。

今、できるだけ多くの方にしっかりと観ていただきたい作品です。
「24000年」は、プルトニウムの半減期です。
=====
『24000年の方舟』(DVD) 33分/10,500円/1986年
◆ 製作: 鵜久森典妙、保木政男
◆ 監督: 高橋一郎
◆ 撮影: 山添哲也
◆ ナレーター: 大滝秀治
◆ お申込み: (FAX専用)078-333-8690

詳細は「映画製作委員会」のサイトをご覧ください>>>
=====
『Building(ビルディング)』 鵜久森典妙写真展
□ 日時: 5月2日(月)から19日(木)11時から18時(11、18日(水)は休み)
□ 場所: いちばぎゃらりぃ侑香(TEL:078ー361ー5055)
   神戸市兵庫区神田町38の22
□ アクセス: JR三ノ宮駅より神戸市バス7系統乗車、
   JR神戸駅より7、9、110系統乗車、
  「平野市場前」バス停下車(バス道東へ100m)

写真展が紹介されている神戸新聞(5月3日)はこちら>>>「110503-kobe-ukumori-syashinten.pdf」をダウンロード

「三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.4」 好評受付中!

110409blog
6月24日(金)の「三木啓子のハラスメント相談員セミナー vol.4」に、続々とお申込みをいただいています。
1月25日の「相談員セミナー vol.3」では、数名の方が参加される事業所も数多くあり、大変ご好評でした。
「今年度から担当になった人のためにもできるだけ早い時期に開催してほしい」というご要望をたくさんいただいて、6月に実施することとなりました。
新しい事例・判例の解説も予定していますので、今までに参加された方にとっても、知識を深める良い機会になると思います。

ハラスメントの適切な相談の受け方に加えて、行為者へのヒアリング、メンタルヘルス、防止対策などについて、ロールプレイもまじえ、具体的に丁寧にお伝えします。
ハラスメント相談員の方だけではなく、人事、総務、CSR担当の方、また、労働組合や各種団体等の方たちもぜひご参加ください。
先着順ですので、お申し込みはお早目にどうぞ。
=====
<三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.4>
 ~解決に向けた相談体制から防止対策まで~

●日時:2011年 6月24日(金) 12:30~16:30
●会場:大阪産業創造館 5階 研修室AB  大阪市中央区本町1-4-5
●講師:三木 啓子 (アトリエエム株式会社代表取締役 産業カウンセラー)
●参加対象:ハラスメント相談窓口担当者、人事・総務担当者、CSR担当者等
●参加費:9,000円(税込)
●定員:30人(先着順)
●主催:アトリエエム株式会社

<プログラム>
■1部【相談における対応とメンタルヘルスの知識】
相談の受け方と行為者に対するヒアリングの留意点、ハラスメントを原因とするメンタルヘルス疾患への対応など

2部【ロールプレイ・実習指導】
相談対応の実習、行為者へのヒアリングなど

■3部【ハラスメントの事例・判例と防止対策】
最新の事例・判例の解説、ガイドライン作成のポイント、「アトリエエムのハラスメント防止5カ条」にそった防止対策など

チラシ(参加申込書付)はこちら(PDF)>>>